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» 2014年11月07日 12時00分 UPDATE

石川温のスマホ業界新聞:楽天グループがASUS端末で格安スマホ市場に参入 ━━三木谷社長「1000万契約を狙う」と怪気炎 (1/2)

フュージョンが“業界最安”の音声SIMを提供する「楽天モバイル」を提供することを発表した。楽天三木谷社長はMVNO市場に参入するにあたり、どんな戦略を考えているのだろうか。

[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 10月29日、楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズは携帯電話サービス「楽天モバイル」を開始すると発表した。

 記者会見終了後、三木谷浩史会長兼社長の囲みが行われた。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2014年11月1日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額525円)の申し込みはこちらから。


「石川温のスマホ業界新聞」バックナンバー

━━ ドコモを使われた理由は。

担当者 データSIMカードを、ドコモさんのネットワークでやっていた。卸価格、サポートの面を含め、ドコモさんを選定させていただいた。

三木谷社長 一番、条件が良かったと思います。エリアも含めて。

(★ 海外メーカー端末を調達しようと思ったら、ドコモしか選択肢はないよな)

━━ キャリアが2700円の定額制を導入しているが、価格競争力はどう考えているか。

三木谷社長 通話については我々がやっているViber、LINEさんがやっているLINEでんわを含め、だんだん、メッセージ系アプリに移っていくのではないかと思っております。

 キャリアさんとしては2700円にロックしたいと思うんでしょうけれど、我々のようなMVNO業者にしてみれば、そんなにマージンを載せなくてもいいというところがありますので、定額制ではなくて従量制。

 なおかつ、音声通話も従来の単価の半額ということで、充分、利益が出せるんじゃないかと思っていますが、将来的にはここについても、徐々にメッセージアプリケーション、Viberは他社に比べてもクオリティが高いと思いますので、そちらにも注力したいと思っています。

(★ Viberのいまひとつ感は相変わらずだな。楽天がなんで9億ドルも出して買収したのか本当に謎)

━━ 従来はMVNEを利用していたが、今回もMVNEは存在するのか。

担当者 MVNEに関しても、フュージョンのなかで、どのように取り組むか、検討中の状況です。

三木谷社長 検討していきたいと思っています。ボリュームが出てくれば、ユーザーさんにとっても、番号の書き換えとかも含めて便利なところが出てくるかと思いますので、検討していきたいと思っています。

━━ Amazonみたいにオリジナルの端末を作る計画はないのか。

三木谷社長 ないですね。やっぱりね、そんなに上手くいっていない感じもしますし。餅は餅屋だと思っていますので、中国のシャオミーも自分で作っているわけではない。我々自体が設計をしてデザインをして作るというよりも、今後、販売台数が増えてくれば、メーカーさんに言って、カスタマイズしていただくことは可能だと思っていますけども。

(★ 1000万台を狙うならオリジナルというか独自端末で他のMVNOと差別化しないとつらいのでは。Amazonのような中途半端感のある端末じゃダメだけど、例えば、シャオミー端末を楽天独占で日本で取り扱うぐらいの差別化がないとね。いま、シャオミーを引っ張ってきたら、メディアからの楽天モバイルへの注目度もさらに上がると思うし。ま、日本向けのローカライズは苦労しそうだけど)

━━ 1000万台を狙っていこうと思うと、リアル店舗が重要になってくると思うが。

三木谷社長 書き換えのところと、ガラケーからの乗り換え、これから料金が安くなりますから、2台持ち、この辺のシェアを見ながら。販売はネットで良いと思っているのですけど、番号の書き換えですよね、この点についてはリアルの店舗が必要だと思っているので、需要が非常に大きい場合はリアル展開が必要だと思っています。

(★ 1000万台狙うなら、販売はネットだけではダメだと思う。初心者ほど、対面販売じゃないとスマホは買わないよ)

━━ 楽天カフェは使えないんですか。

三木谷社長 使おうと思っています。ただ、1店舗しかないんでね。残念ながら。時間かかるじゃないですか、書き換えも。他キャリアさんに電話して、ネットワークで確認するので、オペレーション的にも時間がかかる。それがメインになってくると、リアルな店舗、家電量販店さんと提携をする、自社でキオスク的な展開をすることも含めて検討していきたい。

(★ これは早急に準備すべき)

━━ 参入がこの時期になった理由を教えて欲しい。

三木谷社長 いままでもSIMサービスをやっていたんですけども、ひとつはネットワークの提供料金が経済的にメイクセンスな価格になってきた。

 それから端末のほうも、充実してきた。従来の場合はSIMカードだけだったが、今回はスマホも販売していくのがポイントかなと思っている。

 昨日のASUSさん、これから家電メーカーさんもMVNO向けの端末を出してくると聞いていますので、そういうタイミングを見ても、機は熟したかなと思っています。

(★ 富士通もイオン向けにSIMフリーを出すようだし、これからは日本メーカー製が人気になるかも)

━━ 一般の人にも格安スマホが認知されてきたからこそ、この時期というのもあるのか。

三木谷社長 それはありますよね。ずっと携帯電話料金は高いんじゃないのかと僕は思っていたのですけど、何とかできないかと思っていた。

 もうひとつはSIMフリーという大きな方向性を国として出したというのも要因だとも思っています。

(★ 楽天にはもうちょっと早く初めて欲しかったな。ちょっと遅すぎると思う)

━━ iPhoneとかGALAXYとかメジャーどころの端末を扱う予定はあるのか。

三木谷社長 いまのところはSIMカードだけ。しかし、これからの状況を見ながらだと思います。

(★ サムスン電子も、SIMフリースマホを日本向けに準備しているようだし)

━━ ZenFoneは一括価格のみなのか。分割での購入はないのか。

三木谷社長 分割もあります。24カ月払いを準備しております。

担当者 準備中です。

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