ではここで画質チェックのコーナー。いつものようにあれこれ撮ってみた。いつもと同じ滑り台から。比較しやすいように4:3で。iPhone 6 Plusでも撮影してみた。
同じ日に撮っても結構色が違って面白い。iPhoneの方がちょっと赤みがある。Z3の方は黄色がレモン色っぽくなり、さらに少し明るめ。
続いてあずまや。
iPhone 6 Plusの方がちょっと赤みが強く出ている。どっちが正しいとかじゃなくて、まあ、そういう絵作りだ。面白いのでもう1枚。
やはりちょっと青が強い。Z3の方が爽やかな写りになっている。ちなみに、プレミアムおまかせオートは800万画素なので、画質があまり劣化しないデジタルズームを使える。
さて2070万画素で撮るか、800万画素で撮るか。800万画素でも構わないと思う。実際800万画素で足りないことってはまずないし、Z3の場合は2070万画素から作る800万画素の画像なのでディテールが結構しっかりしている。
Z3とiPhoneのどちらがいいかは難しい問題。あずまやの写真はiPhoneの方が赤みが強い分、夕方の陽射しかい? って感じだし(実際には13時50分です)。でも青みが強く出ちゃうと料理の時「メシマズ」と言われかねない。
というわけでソバの写真でもどうぞ。
あといくつか比較ネタを。次は肌色。
なお、人を逆光で撮るときはZ3の方が強い。いい比較作例がないので載せないけど、Z3は顔を見つけると顔に明るさを合わせてくれる。iPhoneは顔を見つけてそこにピントを合わせるだけで、それ以上のことはしない。では、暗いところへ移動。
iPhoneは光学式手ブレ補正を搭載したiPhone 6 Plusに限っては、ギリギリまで感度を上げない。Z3の方が感度を早めに上げる。しかし、高感度時のノイズ低減処理が強力なので、こういう環境では高感度でもざらつきが少ないのだ。この辺、ソニーらしいところだ。
もっと暗い所へ行ってみる。Z3は最高ISO12800という超高感度に対応している。プレミアムおまかせオートは「低照度」と判断され、マニュアル撮影のシーンセレクションで高感度を選んだ時にだけ働くスペシャルな機能だ。単に感度を上げるだけじゃなくて、連写+合成という技でデジタル技術を駆使して絵を作っている。その辺の技術がソニーだ。現実にはなかなかISO12800が必要な状況にはならないけれども(実際、そこまで暗いとピントも合いづらくなるし)、たまたまそういうシチュエーションで撮れたので撮り比べてみよう。
Z3はどれだけ暗くても……確かにディテールはもやっとしてかなり怪しいけれども、ちゃんとそれなりに撮れている。iPhoneは真っ暗になりました。iPhone 6 Plusってある程度以上ISO感度を上げない作りになっていて、簡単に言えば諦めが早いので暗すぎるとこういうことになるのだ。以上、比較編でありました。あとはさくっといろんな作例を。
HDR機能もオン/オフで撮り比べを。HDRのオン/オフはプレミアムおまかせオートでもさくっとできたらいいなと思う。
最後に高感度モードにしてろうそく写真を。ちょっと離れた場所に置いたろうそく一灯だけで撮ってみた。
というわけで、今までのXperiaに比べると、暗所に強くなった。思ったより強くなっていた。以前のZシリーズは暗いとピントが怪しくなっていたけど、Z3はそこまでじゃない。ノイズもがんばって抑えている。着実に進化しております。
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