イオン株式会社とビッグローブ株式会社は11月14日(金)より、保護者用・子供用のスマートフォンが2台セット、月額4,298円で使える親子セットプラン発表をしました。
今回のプランは保護者用がLTE通信5GBで月額3,218円、子供用が3G通信2GBで1,080円(共に本体代金込み) なお、子供用プランは通話に非対応なのでご注意ください。
料金の詳細、端末スペックは以下の通り。
保護者用 | 子供用 | |
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月額通信料金 | 1,782円 | 399円 |
端末代金 | 一括:34,473円 分割24回払いの場合 1,445円(初回) 1,436円(2回目以降) |
一括16,329円 分割24回払いの場合 689円(初回) 680円(2回目以降) |
合算料金 (24回分割払い選択時 |
3,227円(初回) 3,218円(2回目以降) |
1,088円(初回) 1,080円(2回目以降) |
音声通話/通話料 | 対応/30秒(21円) | 非対応 |
データ通信規格/通信速度 | LTE下り最大150Mbps 3G 下り最大14Mbps |
LTE 非対応 3G 下り最大14Mbps |
高速通信量 | 5GB/月 | 2GB/月 |
通信量超過後 | 下り上り共に最大200Kbpsに制限 ※100MB/300円の高速データオプションで制限解除可 |
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契約期間 | なし | |
契約解除料 | なし | |
端末 | IDOL 2S | geanee FXC-5A |
製造メーカー | TCL | geanee mobile |
本体サイズ | 136.5mm(高さ) 69.7mm(幅) 7.45mm(厚さ) |
144.2mm(高さ) 71.7mm(幅) 8.5mm(厚さ) |
重量 | 約126g | 約133g |
画面サイズ/解像度 | 5インチ(1280×720) | 5インチ(960×540) |
搭載OS | Android4.3 | Android4.4 |
CPU | Qualcomm MSM8926 クアッドコア1.2Ghz |
Mediatek MT6582M クアッドコア1.3GHz |
RAM/内蔵ストレージ | 1GB/8GB | 512MB/4GB |
SDカード | 対応(最大32GB) | 対応(最大32GB) |
カメラ画素数 | メイン800万画素/サブ130万画素 | メイン500万画素/サブ200万画素 |
バッテリー容量 | 2,150mAh | 2,000mAh |
連続待ち受け時間 | 最大400時間 | 最大400時間 |
GSM | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
W-CDMA | 800 / 850 / 900 / 2100MHz | 800 / 2100MHz |
LTE | 800 / 900 / 1800 / 2100 / 2600MHz | なし |
※事務手数料が2台合計で6,480円 ※端末代金の分割はイオンカードでの支払いに限られる |
今回のセットプランは、イオンが受け付けている3,218円と2,138円がそれぞれベースとなっています。
「セットで買うと2,138円のプランを1,058円に値下げしますよ」といった内容なので、音声通話非対応ですが子供用プランの金額にすごく割安感を感じます。
子供用プランは最大で2台までセット割引を受けることができます。
たとえば、保護者1台と子供2台で申し込んだ場合、3,218円+1,080円×2となり合計5,378円で家族3台分を維持することが可能。
家族3人で大手携帯キャリアのスマホを使った場合と比較するとだいぶ安く使えそうです。
ただ、気になるのは子供用スマートフォン『geanee FXC-5A』のスペック。
5インチで960×540の解像度は、高解像度ディスプレイがバンバン登場している2014年現在だと相当荒く感じると思いますし、RAM512MBも使用用途が限られそうです。
今回のセットプランは、イオンが受け付けている3,218円と2,138円がそれぞれベースとなっています。
今回の親子セットプランでは、モニタリングアプリ「スマモリ」(通常料金400円/月)が24ヶ月間無料で利用できる特典がついています。
スマモリアプリを保護者用と子供用のスマホ両方にインストールし設定すると、「現在地情報の検索」「有害サイトブロック機能」「使用時間制限」「使用状況レポート機能」を使うことができます。安心・安全な運用ができそうですね。
通話が非対応で端末のスペックも低いため、子どもの安全のためにスマホを持たせたいが、スマホ依存にはさせたくないという親御さんにはおすすめかもしれません。
激化するMVNOの競争ですが、今回はビッグローブ&イオンが家族割引のアプローチで切り込んできました。家族でセット・割引のプランを提供して囲い込む戦略は大手携帯事業者が過去に歩んできた道ともいえます。
今後このような競争が活発になると「初めてのスマホはMVNO」と言う若者がどんどん増えてきて、「スマホの購入はとりあえずMVNOから」という時代が来るかもしれませんね。
デファクトスタンダードが大手事業者からMVNOから変わるキッカケはこうしたキッズがどれだけ増えるかカギになりそうなので、他のMVNO事業者の動向も含め、見守っていきたいと思います。
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