「Simeji」などの技術情報を首都大准教授が解説 バイドゥが来春から取り組みISO27001も取得

» 2014年12月19日 17時18分 公開
[平賀洋一ITmedia]

 バイドゥは12月19日、「Simeji」など同社の日本語入力サービスの技術的な情報について、自然言語処理研究者である首都大学東京の小町守准教授と連携した情報発信を来春から開始すると発表した。

 小町准教授と同社の技術陣、プロダクト担当らが、IME(Imput Method Editor)製品に関する基本的な仕組みと、その背後に貢献している自然言語処理の概要について、自社サイト上で分かりやすい事例をもとに紹介するという。

 小町准教授は、自然言語処理・計算言語学、特にビッグデータからの知識獲得とそれを用いた意味解析、統計的自然言語処理(統計的機械翻訳・統計的日本語入力・統計的誤り訂正)などに関心があり、近年は日本語学習者・英語学習者の作文誤り検出・訂正を中心的に研究。バイドゥの研究開発やIME製品が実装する自然言語処理のコア部分やIMEにおける変換エンジンといった部分について、専門家の視点で分かりやすく解説する。

 またバイドゥは、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際認証規格である「ISO27001」を、SimejiおよびPC向けの日本語入力システム「Baidu IME」が12月15日付けで取得したことも発表した。

 ISO27001の取得により、SimejiとBaidu IMEの各種情報資産におけるマネジメントが国際標準規格に適合したものであると第三者機関に認められたことになる。バイドゥでは今後も、情報セキュリティ対策に取り組み、さらなる信頼性の向上に努めるとしている。

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