1月12日は成人の日。総務省の推計によると、今年も126万人の新成人が、大人の仲間入りを果たしたようだ。今年の新成人たちは、物心ついた時からインターネットなどが当たり前に周囲にあった世代。もしかしたら、それより上の世代とスマホの使い方に違いがあるのかも。そこで、イマドキのハタチがどんなふうにスマホを使っているのか、20歳の男女210人にアンケート調査を行い、20〜30代男女と比較してみた。(協力:ファストアスク)
まずはスマホの所持率から。ハタチは「スマホ」が80.0%、「フィーチャーホン」が23.3%という結果に(複数回答可)。一方、20〜30代では「スマホ」は69.4%、「フィーチャーホン」39.0%だった。やはり若い世代のほうがスマホ所持率は高い結果に。
次に月々の通信料金についてはどうか。ハタチの平均額は5524円。これに対し、MMD研究所が7月に行った「スマートフォンの通話、利用料金に関する調査」(対象:20〜50代のスマホ利用者892人)によると、平均額は6514円だという。まだ働いていない人が多いことも影響しているのだろう。
スマホの代表的な使い道であるSNS。使っているサービスに違いはあるのだろうか? それぞれ使っているSNSを多い順から並べてみると、次のような結果に(複数回答)。
LINEの利用率はどちらも高いが、ハタチのほうが20〜30代よりも圧倒的にFacebook利用率が低い。実名が公開されるFacebookは敬遠されているのだろうか。またmixiの利用割合も両者で大きく異なる。
そして最後に掲示板などでよく使われる英字ネットスラングについて。きっとデジタルネイティブであるハタチの人たちであれば、よく知っているに違いない。「知らないネットスラングは何?」という質問をしてみたところ、下記のような結果に。
予想に反して20〜30代に比べて、ハタチは全体的に「知らない」と答えた割合が高かった。ネットスラングの一部は80年代後半から存在し、2ちゃんねるを中心に近年SNSや動画サービスにも広まっていったことから、アラサー世代のほうが馴染みがあるのかもしれない。
ハタチと20〜30代ではスマホを使い始めた年齢や環境が異なるだけに、利用感覚にも違いがある模様。会社にそんな後輩が入ってきた時、ギャップを感じてしまいそうだけど、「最近の若者は…」とは言わず、寛容な心で接したいものだ。(池田園子)
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