「Will it Blend?」という人気動画シリーズをご存じだろうか? アメリカのBlendtec社が販売する家庭用ミキサー「Total blender」のコマーシャルで、通常では考えられないものをミキサーにかけて(ブレンドして)粉砕することで同商品の強度を示すというもの。カメラやパソコン、ゴルフクラブなどの硬いものが、スーパースローで粉砕されていく様はかなりのインパクトだ。
出演している同社創設者のトーマス・ディクソンの小気味いいトークも人気を得て、YouTubeのチャンネル登録数は約76万1000件にものぼる(2015年1月7日現在)。
そこで今回は、2013年から2014年の間に公開された作品のなかから、YouTubeの再生回数が多い粉砕されたものトップ5を紹介しよう。
2013年に発売されたApple社のスマートフォン「iPhone5s」と「iPhone5c」。発売直後の動画公開ということもあり、「もったいない!」と感じる人も多かったのだろう、堂々の第1位に輝いた。ゴールド色の5sは金箔のようになり、4色同時に粉砕された5cからは虹が飛び出す…なんて粋(?)な画像演出まで施されている。
1位に続き、2位にもiPhoneシリーズがランクインした。2014年9月に発売されたiPhone6 Plusは、従来のシリーズに比べてボディが大きく、画面サイズは5.5インチ。それもTotal blenderの手にかかれば、瞬く間に粉々に。砕き終わったあとの彼の”ドヤ顔”に注目だ!
ブレンダーよりもはるかに背丈のあるビリヤードのキューにもチャレンジしている。ゆうに1m以上はある長いキューでも、ブレンダーの蓋に穴を開けてカッターにかければなんのその! 徐々にブレンダーに吸い込まれていく姿は圧巻(?)のひとこと。
この創業者はよっぽどガジェットが好きなのだろうか? 4位にもスマートフォン「Samsung S4 Active」がランクイン。しかし、同作はこれまでとはちょっと違う。なぜか端末と一緒に、ホットコーヒーやスパゲティソースをブレンドするのだ。できあがった液体はドロドロしており、なんとも気持ち悪い…。
2014年大ブレイクしたディズニーキャラクターも犠牲になっていた。それは映画『アナと雪の女王』に登場する「エルサ」の人形。動画ではエルサの首が吹っ飛ぶ姿が、スローモーションで映し出されている。ちょっと子どもには見せられない内容かもしれない…。
さて、気になる作品はあっただろうか? スマートフォンなど、普段は粉砕されないものが壊れていく様子は、実に興味深い。しかし、作品中にはこのような注意書きが書かれている。「Do not try this at home!」(家庭ではマネしないで!)
※再生回数は2015年1月6日現在
(播磨谷拓巳/ノオト)
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