米Hewlett-Packard(HP)は1月20日(現地時間)、デジタルペン付きのAndroidタブレット2モデルを発表した。同日、米国のオンラインストアで発売された。
7.86型の「HP Pro Slate 8」と12.3型の「HP Pro Slate 12」。いずれもAndroid 4.4(コードネーム:KitKat)搭載で、普通の紙に書くペンとしても使える「HP Duet Pen」が付属する。
HP Duet PenはQualcomm Snapdragonのデジタルペン技術を採用しており、普通のスタイラス同様に端末の画面に直接タッチする他に、画面以外の、例えば隣に置いた紙の上に書いた文字や図をリアルタイムで画面上に表示する。ペン先は両端がスタイラス用とインクが出るペン用になっており、向きを変えて使う。
このペン技術は、ペンが発する超音波をタブレット側のマイクがキャッチすることでデータを転送するため、タブレットの近くでペンを使う必要がある。HPはそのための「HP Paper Folio」をオプションで販売する。
HP Pro Slate 8とHP Pro Slate 12のスペックは、画面サイズと解像度以外はほぼ同じ。後者の解像度は1600×1200ピクセルとかなり低いが、授業や会議でノートをとるような使い方であれば十分だろう。
価格は、HP Pro Slate 8が449ドルから、HP Pro Slate 12が569ドルから。日本での発売予定についてはまだ発表されていない。
機種名 | HP Pro Slate 8 | HP Pro Slate 12 |
---|---|---|
OS | Android 4.4(コードネーム:KitKat) | 同左 |
ディスプレイ | 7.86型(2048×1536) | 12.3型(1600×1200) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 800(2.3GHzクアッドコア) | 同左 |
RAM | 2Gバイト | 同左 |
ストレージ | 16/32Gバイト | 32Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) | 同左 |
メインカメラ | 800万画素 | 同左 |
インカメラ | 200万画素 | 同左 |
サイズ | 136.95×7.99×206.99ミリ | 300.3×7.99×221.95ミリ |
重さ | 350グラム | 850グラム |
バッテリー持続時間 | 不明 | 同左 |
ネットワーク | Wi-Fiのみ | 同左 |
色 | グレイ | 同左 |
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