巷ではシニアをターゲットにした格安スマホや格安SIMも続々登場。今や“スマートフォン=若者向けのもの”ではなくなっているようだ。
MMD研究所の「2014年シニア層のスマートフォンに関する調査」(対象:携帯電話端末を所有するシニア2020人)によると、シニア層のスマホ所有率は27.6%と、前年に比べて4.4%も増加しているという。2015年、おじいちゃんやおばあちゃん世代への贈り物として、スマホを選ぶのもアリなのかも…。そこで、60歳以上の男女221人に自身のスマホ活用について聞いてみた(協力:ファストアスク)。
まずはスマホの使用状況について。
想像以上に、60歳以上の多くがスマホに利便性を感じていることがわかった。具体的にスマホの使いやすい面を挙げてもらうと、
などの声が寄せられた。若者と同じように悠々とスマホを使いこなしていることがわかる。
一方で、フィーチャーフォンにはない、スマホならではの特徴に戸惑いもあるようだ。スマホを使っている際、使いづらさを感じる点について聞くと、以下のような結果になった。
上位はどの世代の人でも感じることだろう。この他、少数意見ではあるが、年配の方ならではの回答としては「取扱説明書が付いていない」(61歳・男性)、「室外では日光の反射で画面が見えず操作できない」(60歳・男性)、「字が小さいので年配者は辛い、画面を大きくすること(編集部注:ピンチアウト)は知っているが面倒」(65歳・男性)などの声があがっていた。
今回の調査で、スマホを使いこなすシニアは予想以上に多く、新しいツールに対する人間の順応性が明らかになったといえよう。私たちがシニアになったとき、より進化したデバイスが登場していても、難なく使いこなせるのではないだろうか。(池田園子)
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