インタビュー
» 2015年02月10日 10時00分 UPDATE

「防水」のホントの意味、知ってますか?:「iPhoneが自転車の下敷きに」「防水スマホでプールに入ったら……」――あなたに起こった「スマホ悲劇」を教えてください (1/2)

スマホユーザーにとって最も恐れるべき事態の1つが、端末の破損や水没などのトラブル。誰もが1度は経験する、スマホトラブルの体験談を聞いてきた。

[村上万純,ITmedia]

 携帯電話を使っていると、落下や水没、盗難などのトラブルに見舞われることが少なくない。最近のスマートフォンは高機能な上に、価格も数万円はする高価な商品となっている。故障や紛失時のダメージがかなり大きいため、ケースや液晶シートで端末を保護したり、各キャリアやAppleなどが提供する修理補償サービスに加入したりしている人も多いだろう。

 端末をうっかりポケットから落として液晶画面を割ってしまったり、トイレでポロッと端末を水没させてしまったりという「スマホ悲劇」に遭う人は後を絶たない。バックアップを取っていなくて、全てのデータが消えてしまった! なんて人もいるかもしれない。

 かくいう筆者も、先日駅の中でスマホを落として冷や汗をかいた。幸いにもスマホはすぐさま駅員に届けられていたのだが、スマホがなければ家族にも電話できないことに気付いた(携帯電話番号はもちろん、実家の番号も覚えていない)。

 もしもの事態は、突然訪れる――とはいうものの、トラブルは一体どんな時に起こっているのだろうか。誰にとっても身近な問題であるスマホの落下問題を中心に、スマホ悲劇を体験した4人に話を聞いた。

 ちなみに、ニフティのスマートフォンサービス「NifMo」の調査では、全国10代〜50代の女性615人のうち、スマートフォンのトラブル経験者は22.8%で、そのうち2014年に2回以上発生したと答えたのは48.1%に上った。

「自転車でiPhoneを2度びき」「割れてても使える」――20代女性Aさんの場合

 2012年、自転車に乗っていたAさんは信号待ちの時にメールが来たことに気付いた。ポケットに入れていた「iPhone 4S」を取り出そうとした時、うっかり端末を地面に落としてしまった。漫画のような話だが、その後追い打ちをかけるように自転車の前輪でiPhoneをひいてしまい、慌てて自転車を元の位置に戻そうとしたところ、あろうことか再び端末をひいたのだった。落とした場所が石の上だったこともあり、iPhone 4Sの画面は激しく割れた。

 しかし、「普段使うのには全く問題なかった」と話すAさんは、それから3〜4カ月ほどひび割れたiPhoneを使い続けた。その後「iPhone 5s」に機種変更するのだが、その理由は「バッテリーの持ちが悪くなったから」というもの。画面が割れていても「いずれ慣れる。気にしない」と自分に言い聞かせている内に、気にならなくなったのだという。

photo 自宅で保存していたiPhone 4S

 そして、悲劇は1回にとどまらない。自転車を新調して連日クロスバイクを乗り回していたAさん。やはりポケットからiPhoneを取り出した際にそのまま端末を落とし、自転車でその上を通過してしまう。ディスプレイ面を下にして落下したが、打ち所が良かった(?)のか、前回ほど激しい損傷にはならなかった。

photo 上部から亀裂の入ったiPhone 5s

 2度の教訓を生かし、Aさんはハードケースを装着するようになった。理由は、「ICカードを収納するためと、少しでも画面が割れないようにするため」。自転車用のスマホホルダーも購入し、運転中にiPhoneをポケットの中に入れることもなくなった。日常生活の中でたまにiPhoneを落とすことはあるが、自転車でのスマホ落下対策はこれでバッチリ。2度のトラブルを経て落下に対する意識はやや高まったが、「割れる時は割れるので仕方ない」と割り切った態度を見せた。

「防水スマホでプールに入ったら……」「バックアップの大切さを痛感」――20代女性Bさん

 2011年夏にNTTドコモの「REGZA Phone T-01C」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)でスマホデビューを果たしたBさんは、当時ドコモスマホとしては初の防水をうたうT-01Cを持ってプールに向かった。

photo 2010年12月17日に発売されたドコモの防水対応スマートフォン「REGZA Phone T-01C」

 防水端末をプールでも使えると思っていたBさんは、スマホを持ったままプールにダイブ。水中に沈められた端末は間もなく事切れた。その後、ドコモショップで数千円の修理費を払い、リフレッシュ品に交換してもらったという。端末のデータは別途保存していたが、Bさんは「その時にバックアップの大切さを痛感した」と話す。今ではドコモの「ケータイデータお預かりサービス」(スマホは無料)を利用して時折データをバックアップしているほか、スマホを水回りで使うことにかなり敏感になったと語った。

 ちなみにT-01CはIPX5/IPX7等級の防水性能を備えていたが、これは水がかかったり、一時的に水没しても動作するという指標だ。水中でも利用できることを意味していない。またドコモは防水ケータイを水道水以外にぬらすことを推奨していない(防水ケータイをご利用のお客様へ(NTTドコモ))。ドコモは、一部機種では浴室での利用も可能としているが、40度以上の水道水、石けんや入浴剤の入った水、プール、海水などでは利用できないと案内している。ソフトバンクも「防水・防塵に関するご注意」の中で、常温(5度〜35度)の真水・水道水のみに対応していると明記している。入浴しながらスマホやタブレットで動画を見たり、音楽を楽しんだりする人もいるかと思うが、注意が必要だ。

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