スマホやPCと同じウェブサイトを見られることもAQUOS Kの特徴で、そのサイト閲覧時に使うのが「タッチクルーザーEX」だ。フィーチャーフォンではブラウザ操作を十字キーと決定キーで行うが、PCやスマホ用のサイトはそれだけでは操作できないところも多い。そういったサイトの場合は、AQUOS Kのダイヤルキーと十字キーを含むエリアを指でなぞったり軽くタッチしたりすることで操作できる。
AQUOS Kのダイヤルキーと十字キーの部分には静電式のセンサーが配置されており、それがキー表面の指の位置を検出し、ブラウザのポインターに反映される。まるでPCのトラックパッドを動かしているような感覚で、PC用サイトも快適に閲覧できるのだ。ポインターを動かすモードとページをスクロールするモードを状況に応じて切り替える必要があるが、すぐに慣れて簡単、快適に操作できるようになる。
タッチクルーザーEXは、使えるときだけ起動する。カメラ利用時にポインタを動かしてフォーカスを当てる部分を指定したり、写真をピンチイン/アウトで拡大・縮小したりと、タッチクルーザーEXを使うことで少しスマホっぽい感覚も味わうことができる。
カメラはタッチクルーザーEXによる操作だけでなく、スマホで好評の多彩な機能が搭載されている。暗い場所でもノイズを抑えて明るく撮れる「NightCatch」や、逆光でもきれいな写真を撮影できる「リアルタイムHDR」は、シャープのAQUOSスマホで定番の機能だが、AQUOS Kにもしっかり搭載された。
また、「フレーミングアドバイザー」もAQUOSスマホで人気の機能だ。被写体やシーンに合わせてガイドの線やアドバイスが表示され、それに従って構図を決めることでバランスのいい写真が簡単に撮れる。また、カメラをかざすだけで英語を日本語にリアルタイム翻訳してくれる「翻訳ファインダー」は海外旅行で便利なツール。スマホのカメラアプリでおなじみの「魚眼カメラ」や「ミニチュアライズカメラ」も撮影メニューに用意され、ひと味違った写真を撮ることができる。
AQUOS KはGoogleアカウントを設定できないので、スマホのように好きなアプリをGoogle Playからダウンロードして利用することはできない。しかし、現在のコミュニケーションに欠かせないサービスであるLINEには対応しており、スマホ並みのリアルタイムなやり取りが可能だ。
LINEはメニュー画面に用意されたアイコンからダウンロードでき、簡単にセットアップできる。AQUOS Kなら、ケータイでもスマホユーザーの友人たちとLINEでスムーズにコミュニケーションできる分けだ。
Google Playは利用できないが、KDDIのコンテンツサービス「auスマートパス」にAQUOS K専用アプリを用意しているので、ここで気に入ったアプリがあれば、ダウンロードして使うことができる。また、シャープはスマートフォン向けのメーカーアプリ「SHSHOW」を、AQUOS Kでも使用できるようにプリインストールしており、壁紙や絵文字、着信音、辞書などのコンテンツを提供する。
さらにSHHSOWでは3月上旬に「情報ライブ待受」アプリを提供する予定だ。このアプリをダウンロードすれば、待受画面やメニューをキャラクターのデザインに着せかえたり、待受画面にワンタッチでニュースや天気、占いなどの情報を表示させることができる。AQUOS Kを自分好みに楽しく、便利にカスタマイズできそうだ。
AQUOS Kはあくまで“進化したケータイ(フィーチャーフォン)”なので、スマホほどなんでもできるわけではない。しかし、LINEを使いたい、もう少しいいカメラで撮影したい、友だちから送られてきた画像をちゃんと確認したい、といったような、今のフィーチャーフォンに対する不満の多くは、AQUOS Kで解消されるはずだ。また、Wi-Fiテザリング機能は、タブレットやPCを持ち歩くビジネスマンに大いに役立ってくれるだろう。フィーチャーフォンを使い続けたい、でも、もう少し便利になってほしいと願ってきたケータイファンに、ぜひ使ってみてもらいたい期待の新端末だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2015年3月9日