MWC 2015で見つけたウェアラブル端末を総チェック!Mobile World Congress 2015(2/2 ページ)

» 2015年03月06日 16時00分 公開
[すずまり,ITmedia]
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MWCの会場で見かけた世界のスマートウォッチ&活動量計をチェック!

 世界では今どんなデバイスが登場しているのだろうか。ここでは国内発売の有無に関係なく、展示されていたウェアラブル端末を見てみよう。

 グローバルでも全体的な傾向は、スポーツバンドタイプの活動量計より時計型が多い印象。子供向けはGPS対応が主流だ。デザインもポップなスクエアが多く、雰囲気は似ている。時計らしいファッショナブルな高級腕時計型のスマートウォッチも存在感を示しており、所有欲を満たす時計らしさが求められているように感じられた。

ALCATEL「ALCATEL One touch watch」

 ALCATELはファッション性に富んだデザインのデバイスを展示。One touchブランドの「watch」は時計型の活動量計で、歩数、消費カロリー、睡眠の測定、心拍測定が可能なほか、スマートフォンのカメラのリモート操作や音楽再生もできるという。

photophoto デザインが豊富だったALCATEL One touch watch(写真=左)。バンドの先端がUSB端子になっている(写真=右)

b-on「amigo」

 b-onは子供用のスマートウォッチ「amigo」を展示。GPSとGSMを内蔵しており、親のアプリ上で子供の位置が分かるほか、チャットの機能を備え、ボイスメッセージも送れる。歩数と消費カロリーから子供の活動量も測定でき、1日の行動量が可視化されるという。2016年5月発売予定で価格は149ユーロから。

photophoto 子供向けのスマートウォッチ「amigo」。子供の居場所がすぐ把握できる

COGITO「THE CLASSIC」

 お馴染みのCOGITOでは、着信、メールの着信、カレンダー、スマートフォンのバッテリー残量が分かるCOGITOの「THE CLASSIC」を出展。最大100メートルの防水性能も備えたデバイスだ。

photo COGITO「THE CLASSIC」

エレコム「Activity Meter」

 エレコムは「Wristband Activity Meter」のモックを展示していた。電話、メール、SMSなどの通知が可能な活動量計。48.99USドルで発売予定だという。

photo 「Wristband Activity Meter」

Telefonica「FiLIP」

 Telefonicaは子供向けスマートウォッチ「FiLIP」を展示。ちょっと大ぶりだが男の子が好きそうなデザインだ。通話が可能で、子供の居場所が分かる機能を搭載する。

photo Telefonicaの子供向けスマートウォッチ「FiLIP」
photo ちょっと大きいが男の子が好きそうなデザイン
photo 通話機能も搭載
photo 子供の居場所も把握できる

Fitbit

 活動量計でおなじみのFitbitは、同社の「Fitbit zip」「one」「flex」「charge」「charge HR」「surge」を展示。ただし、Charge以降の端末はモックの展示にとどまっていた。

photo Fitbitシリーズを一通り展示
photo 最新モデルのsurgeもあったが、モックのみとなっていた

GARMIN

 GARMINも発売中のモデルを一通り展示していた。

photo 現行製品が一堂に会したGARMINブース

MARTIAN「GUESS」

 エレガントなスマートウォッチを得意とするMARTIANの最新モデル「GUESS」。テキストメッセージ、着信、ボイスコマンド、カメラや音楽のコントロール等が可能。バイブ機能も備える。349〜395USドルで10月から発売予定とのこと。

photo MARTIANの「GUESS」

HTC「Grip」

 箱の中に厳重に収められていたHTCの「Grip」のモック。1.8型のディスプレイをに、GPS、ジャイロ、コンパス、アンビエントライト、センサーハブを備える。バッテリーは100mAh。2015年4月に発売予定だという

photo HTCの「Grip」

Lenovo「VIBE Band VB10」

 Lenovoは1.43型E Inkディスプレイ(296×128ピクセル)を搭載した「VIBE Band VB10」を展示していた。重さは約30グラムで、歩数、消費カロリー、距離、睡眠を測定するほか、着信、SMS、SNSの通知機能を持つ。防水性能はIPX7、バッテリー持続時間は7日間。Android 4.4以降の端末と組み合わせて利用する。

photophoto 1.43型のE Inkディスプレイを搭載する「VIBE Band VB10」

MOVTEK「MK KIDS/MK SENIOR」

 「MK KIDS」は中MOVTEKによる子供向けのウェアラブルデバイス。Android 2.2またはiOS 5以降の端末と連携する。通話機能のほか、子供の居場所と活動量が把握できるという。バッテリー持ちは7日間。またシニア向けの「MK SENIOR」もラインアップしていた。こちらは心拍や体温の測定機能も備える。バッテリー持ちは同じく7日間とのこと。

photo 子供向けの「MK KIDS」
photo シニア向けの「MK SENIOR」
photo MK SENIORの心拍センサー

My KRONOZの“SUMMER 2015 COLLECTION”

 多彩な切り口で活動量計を展開するMy KRONOZは、「ZeFit」「ZeCircle」「ZeBracelet」「ZeWatch」「ZeSplash」「ZeClock」「ZeTel」「ZePhone」の8機種を展示。中でもZeFitはiPhoneやAndroid端末だけでなく、Windows Phoneもサポートする。

photo ZeFitなど8機種を展示したMy KRONOZ
photo 「ZeFit」はiPhoneやAndroid端末だけでなく、Windows Phoneもサポート

Pebble

 Pebbleは「Pebble DISTINCTIVE」と「Pebble STEAL MORE DISTINCTIVE」を展示。ブースには実働品がなかったが、熱烈なファンが駆けつけていた。

photo Pebble DISTINCTIVEとPebble STEAL MORE DISTINCTIVE
photo モックアップだが腕に装着して試すことができた

SK Telecom「T Kids Phone Joon」

 韓SK Telecomブースで展示されていた子供向けのデバイス「T Kids Phone Joon」。通話のほか、居場所と活動量が分かり、72時間の連続トラッキングが可能だという。本体部分を取り出すと首から提げることもできる。

photo 子供向けの「T Kids Phone Joon」
photo 本体部分を外して首から提げることも

 活動量計の「Smart[Band]」は、睡眠を含む活動量の測定のほか、カメラのセルフシャッター機能などを持つデバイス。同じデバイスを持つ相手にハートマークを送信する機能も備える。充電器にセットすると置き時計風になり、ベッドサイドに似合いそうだ。

photo 活動量計の「Smart[Band]」
photo 「Smart[Band]」は充電器にセットすると、置き時計風になる

OAXIS「STAR.21」

 ジュエリー風の輝きが特徴的なOAXISの活動量計「STAR.21」。歩数、消費カロリー、睡眠を測定でき、目覚まし機能も備える。50mAhのバッテリーで約15日間作動するという。

photo ジュエリー風の輝きを放つ「STAR.21」
photo 50mAhのバッテリーで約15日間作動するという

Watchdata「Sharkey」

 中WatchdataはNFC対応で決済機能を持つ「Sharkey」を展示。価格は70ドル。専用機に端末をかざすと支払いができ、交通機関などで便利に使えるという。

photo 「Sharkey」
photo NFC決済も可能だ

ZTE「Venus Business intelligence Watch」

 ZTEはシンプルな時計型の活動量計「Venus Business intelligence Watch」を出展。歩数、カロリー、睡眠の測定が可能。このほかにもGPSを内蔵したスポーツタイプの時計型デバイスなども展示していた。

photo 腕時計にしか見えない「Venus Business intelligence Watch」

こんなものも!? 変わり種ウェアラブル

Polaroid「Cube Lifestyle Action Camera」

photo Polaroidの「Cube Lifestyle Action Camera」

 Polaroidのブースで最新のウェアラブル製品を探していると伝えたところ、紹介されたのがこちらの「Cube Lifestyle Action Camera」。縦横35ミリで、広角124度をカバーした最長90分のHDビデオが撮影できる。手のひらサイズなので、首から提げたり、防水ケースに入れて水中撮影するなど、幅広い利用シーンが特徴だ。

photo 撮影シーンを広げる多彩なオプション品も特徴

hubble「SCOUT 5000/SCOUT 2500」

photo 大型犬用の「SCOUT 5000」

 変わり種の最後は、ペット用のウェアラブルデバイス。こちらは大型犬用でカメラとGPSを搭載した「SCOUT 5000」。ペットの活動量の測定に加え、居場所がGPSで把握できるほか、ビデオのリモート撮影も可能だという。小型犬用で体温や活動量が測定できる「SCOUT 2500」もあった。

photo 「SCOUT 5000」はスマホから搭載カメラの撮影もできる
photo 小型犬用のウェアラブルデバイス「SCOUT 2500」。体温や活動量の測定が可能
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