世界では今どんなデバイスが登場しているのだろうか。ここでは国内発売の有無に関係なく、展示されていたウェアラブル端末を見てみよう。
グローバルでも全体的な傾向は、スポーツバンドタイプの活動量計より時計型が多い印象。子供向けはGPS対応が主流だ。デザインもポップなスクエアが多く、雰囲気は似ている。時計らしいファッショナブルな高級腕時計型のスマートウォッチも存在感を示しており、所有欲を満たす時計らしさが求められているように感じられた。
ALCATELはファッション性に富んだデザインのデバイスを展示。One touchブランドの「watch」は時計型の活動量計で、歩数、消費カロリー、睡眠の測定、心拍測定が可能なほか、スマートフォンのカメラのリモート操作や音楽再生もできるという。
b-onは子供用のスマートウォッチ「amigo」を展示。GPSとGSMを内蔵しており、親のアプリ上で子供の位置が分かるほか、チャットの機能を備え、ボイスメッセージも送れる。歩数と消費カロリーから子供の活動量も測定でき、1日の行動量が可視化されるという。2016年5月発売予定で価格は149ユーロから。
お馴染みのCOGITOでは、着信、メールの着信、カレンダー、スマートフォンのバッテリー残量が分かるCOGITOの「THE CLASSIC」を出展。最大100メートルの防水性能も備えたデバイスだ。
エレコムは「Wristband Activity Meter」のモックを展示していた。電話、メール、SMSなどの通知が可能な活動量計。48.99USドルで発売予定だという。
Telefonicaは子供向けスマートウォッチ「FiLIP」を展示。ちょっと大ぶりだが男の子が好きそうなデザインだ。通話が可能で、子供の居場所が分かる機能を搭載する。
活動量計でおなじみのFitbitは、同社の「Fitbit zip」「one」「flex」「charge」「charge HR」「surge」を展示。ただし、Charge以降の端末はモックの展示にとどまっていた。
GARMINも発売中のモデルを一通り展示していた。
エレガントなスマートウォッチを得意とするMARTIANの最新モデル「GUESS」。テキストメッセージ、着信、ボイスコマンド、カメラや音楽のコントロール等が可能。バイブ機能も備える。349〜395USドルで10月から発売予定とのこと。
箱の中に厳重に収められていたHTCの「Grip」のモック。1.8型のディスプレイをに、GPS、ジャイロ、コンパス、アンビエントライト、センサーハブを備える。バッテリーは100mAh。2015年4月に発売予定だという
Lenovoは1.43型E Inkディスプレイ(296×128ピクセル)を搭載した「VIBE Band VB10」を展示していた。重さは約30グラムで、歩数、消費カロリー、距離、睡眠を測定するほか、着信、SMS、SNSの通知機能を持つ。防水性能はIPX7、バッテリー持続時間は7日間。Android 4.4以降の端末と組み合わせて利用する。
「MK KIDS」は中MOVTEKによる子供向けのウェアラブルデバイス。Android 2.2またはiOS 5以降の端末と連携する。通話機能のほか、子供の居場所と活動量が把握できるという。バッテリー持ちは7日間。またシニア向けの「MK SENIOR」もラインアップしていた。こちらは心拍や体温の測定機能も備える。バッテリー持ちは同じく7日間とのこと。
多彩な切り口で活動量計を展開するMy KRONOZは、「ZeFit」「ZeCircle」「ZeBracelet」「ZeWatch」「ZeSplash」「ZeClock」「ZeTel」「ZePhone」の8機種を展示。中でもZeFitはiPhoneやAndroid端末だけでなく、Windows Phoneもサポートする。
Pebbleは「Pebble DISTINCTIVE」と「Pebble STEAL MORE DISTINCTIVE」を展示。ブースには実働品がなかったが、熱烈なファンが駆けつけていた。
韓SK Telecomブースで展示されていた子供向けのデバイス「T Kids Phone Joon」。通話のほか、居場所と活動量が分かり、72時間の連続トラッキングが可能だという。本体部分を取り出すと首から提げることもできる。
活動量計の「Smart[Band]」は、睡眠を含む活動量の測定のほか、カメラのセルフシャッター機能などを持つデバイス。同じデバイスを持つ相手にハートマークを送信する機能も備える。充電器にセットすると置き時計風になり、ベッドサイドに似合いそうだ。
ジュエリー風の輝きが特徴的なOAXISの活動量計「STAR.21」。歩数、消費カロリー、睡眠を測定でき、目覚まし機能も備える。50mAhのバッテリーで約15日間作動するという。
中WatchdataはNFC対応で決済機能を持つ「Sharkey」を展示。価格は70ドル。専用機に端末をかざすと支払いができ、交通機関などで便利に使えるという。
ZTEはシンプルな時計型の活動量計「Venus Business intelligence Watch」を出展。歩数、カロリー、睡眠の測定が可能。このほかにもGPSを内蔵したスポーツタイプの時計型デバイスなども展示していた。
Polaroidのブースで最新のウェアラブル製品を探していると伝えたところ、紹介されたのがこちらの「Cube Lifestyle Action Camera」。縦横35ミリで、広角124度をカバーした最長90分のHDビデオが撮影できる。手のひらサイズなので、首から提げたり、防水ケースに入れて水中撮影するなど、幅広い利用シーンが特徴だ。
変わり種の最後は、ペット用のウェアラブルデバイス。こちらは大型犬用でカメラとGPSを搭載した「SCOUT 5000」。ペットの活動量の測定に加え、居場所がGPSで把握できるほか、ビデオのリモート撮影も可能だという。小型犬用で体温や活動量が測定できる「SCOUT 2500」もあった。
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