ここからはベンチマークテストを行う。計測に使用したアプリは2本で、CPU、メモリ、グラフィックス性能などをスコアで表示する「Quadrant Professional Edition」と「3D Mark」だ。2本とも5回計測している。
Quadrant Professional Editionではトータルスコア、CPU、メモリ、I/O(データの読み書き)、2D、3Dの計測値5回分の平均を一覧にした。
ARROWS NX | GALAXY Note Edge | AQUOS ZETA | Xperia Z3 | Xperia Z3 Compact | |
---|---|---|---|---|---|
Total | 18564.8 | 24080.8 | 17366 | 20661.6 | 20718 |
CPU | 72054.8 | 90570 | 61204.8 | 76901 | 76360.2 |
Memory | 13493.2 | 16976 | 17393.2 | 16662.4 | 17174.6 |
I/O | 4769.8 | 10169.4 | 5516.6 | 7259.6 | 7268.4 |
2D | 296 | 492.2 | 532.4 | 383 | 540.8 |
3D | 2210 | 2196.4 | 2233 | 2102 | 2246.8 |
トータルスコアが最も高い機種はGALAXY Note Edge。CPUとI/Oで他機種に大きく差をつけた。2.7GHzのクアッドコアCPU・APQ8084の効果だろうか。高解像度のディスプレイは、この手のスマホ向けベンチマークテストでは不利になりやすいが、今回は違った。
そしてトータルスコアの2位はXperia Z3 Compact。大画面のXperia Z3を上回った。CPUのスコアはZ3に負けたが、メモリ、I/O、2D、3Dのスコアで少しずつ上回った。前述のようにスマホのベンチマークテストでは、解像度の低い機種が有利になる傾向がある。
3位がXperia Z3、4位にARROWS NX、5位にAQUOS ZETA。ARROWSとAQUOSはトータルスコアが20000を切っている。GALAXY、Xperiaの2機種と比べると、ARROWSとAQUOSはCPUが2.3GHzのMSM8974ABと若干クロック数が劣るためだろうか。I/Oのスコアも低い。またARROWSはメモリ、2Dのスコアが低く、ディスプレイが高解像度なので不利になったのかもしれない。
一方、AQUOS ZETAはトータルスコアは最下位だが、メモリではトップ。2D、3DのスコアはXperia Z3 Compactに次ぐ。グラフィックス性能は良さそうだ。
次に3DMarkのスコアを見てみよう。
ARROWS NX | GALAXY Note Edge | AQUOS ZETA | Xperia Z3 | Xperia Z3 | |
---|---|---|---|---|---|
平均 | 15443 | 16810.4 | 17197.8 | 17702.4 | 17894.2 |
こちらは「Ice Storm Unlimited」のトータルスコアを掲載した。やはり解像度の影響か、Xperia Z3 Compactがトップ。次にXperia Z3、AQUOS ZETAと続き、4位にGALAXY Note Edge、5位にARROWS NXと、高解像度の2機種は低スコアだった。
2本のベンチマークで安定して好成績を収めたのは、Xperia Z3 Compactだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.