ドコモおすすめ5機種レビュー(第2回)――バッテリー持ち&ベンチマークはどう?最新スマートフォン徹底比較(2014年冬モデル編)(2/2 ページ)

» 2015年03月20日 22時58分 公開
[小林誠ITmedia]
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「Quadrant」「3DMark」でベンチマーク――低解像度のXperia Z3 Compactが好結果

 ここからはベンチマークテストを行う。計測に使用したアプリは2本で、CPU、メモリ、グラフィックス性能などをスコアで表示する「Quadrant Professional Edition」と「3D Mark」だ。2本とも5回計測している。

 Quadrant Professional Editionではトータルスコア、CPU、メモリ、I/O(データの読み書き)、2D、3Dの計測値5回分の平均を一覧にした。

Quadrant Professional Editionのスコア
ARROWS NX GALAXY Note Edge AQUOS ZETA Xperia Z3 Xperia Z3 Compact
Total 18564.8 24080.8 17366 20661.6 20718
CPU 72054.8 90570 61204.8 76901 76360.2
Memory 13493.2 16976 17393.2 16662.4 17174.6
I/O 4769.8 10169.4 5516.6 7259.6 7268.4
2D 296 492.2 532.4 383 540.8
3D 2210 2196.4 2233 2102 2246.8

 トータルスコアが最も高い機種はGALAXY Note Edge。CPUとI/Oで他機種に大きく差をつけた。2.7GHzのクアッドコアCPU・APQ8084の効果だろうか。高解像度のディスプレイは、この手のスマホ向けベンチマークテストでは不利になりやすいが、今回は違った。

 そしてトータルスコアの2位はXperia Z3 Compact。大画面のXperia Z3を上回った。CPUのスコアはZ3に負けたが、メモリ、I/O、2D、3Dのスコアで少しずつ上回った。前述のようにスマホのベンチマークテストでは、解像度の低い機種が有利になる傾向がある。

 3位がXperia Z3、4位にARROWS NX、5位にAQUOS ZETA。ARROWSとAQUOSはトータルスコアが20000を切っている。GALAXY、Xperiaの2機種と比べると、ARROWSとAQUOSはCPUが2.3GHzのMSM8974ABと若干クロック数が劣るためだろうか。I/Oのスコアも低い。またARROWSはメモリ、2Dのスコアが低く、ディスプレイが高解像度なので不利になったのかもしれない。

 一方、AQUOS ZETAはトータルスコアは最下位だが、メモリではトップ。2D、3DのスコアはXperia Z3 Compactに次ぐ。グラフィックス性能は良さそうだ。

 次に3DMarkのスコアを見てみよう。

3D Markのスコア
ARROWS NX GALAXY Note Edge AQUOS ZETA Xperia Z3 Xperia Z3
平均 15443 16810.4 17197.8 17702.4 17894.2

 こちらは「Ice Storm Unlimited」のトータルスコアを掲載した。やはり解像度の影響か、Xperia Z3 Compactがトップ。次にXperia Z3、AQUOS ZETAと続き、4位にGALAXY Note Edge、5位にARROWS NXと、高解像度の2機種は低スコアだった。

 2本のベンチマークで安定して好成績を収めたのは、Xperia Z3 Compactだった。

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