mineo、プリペイドSIM発売!UQ mobileもキャンペーン開始SIM通

» 2015年03月30日 07時00分 公開
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 格安SIMサービスを提供するMVNOの多くはドコモのネットワーク網を利用しており、現在のところauの回線を借りてサービスを提供するのは、ケイ・オプティコムの「mineo」とKDDIバリューイネイブラーの「UQ mobile」の2つのみ。そんなauのネットワーク網を利用する2社が、新たな戦略を打ち出してきました。

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mineoのプリペイドサービスついにスタート!

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 「mineo」を提供するケイ・オプティコムは2014年12月末に「訪日外国人向けに料金先払い(プリペイド)方式のプリペイドSIM契約を2015年の早い段階で開始する」と予告していたとおり、2015年2月27日から販売を開始しました。価格は3,456円です。

 このプリペイドSIMはパッケージを購入し、開通手続きを行ってから使用するスマホにSIMを挿して各種設定をするだけで、すぐにデータ通信ができるお手軽なサービス。NTTコミュニケーションズや、IIJなど、ドコモ系MVNOではすでに販売をしていますが、au系MVNOがプリペイド市場に参戦するのはmineoが初めてです。

 今回のプリペイドプランでは、microSIMとnanoSIMが用意されており、利用できる通信容量はともに1GB。利用期間は全容量を使い切るか、開通月の翌月まで。また、残容量を確認できる専用サイトも用意されています。

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 mineoの商品ページには1GBで利用できるデータ量の目安も書かれているので、「ちょっと気になるけど、すぐに使い切りそう」と不安視している人も安心して使えると思います。

 しかし、他のプリペイドSIMと違い、mineoのプリペイドSIMは追加容量チャージに対応していません。これは、mineoを提供するケイ・オプティコムが、「エリアや速度の確認用」と位置づけているためです。

 ご存知の通りauのネットワークを使ったMVNOサービスは「通信がLTE、通話は3G」となっているため、「LTEのネットワークだけで本当に使えるのか?」という心配をする人が多いかと思います。安くはしたいけど、上記のような理由で移行に踏み切れないという人が、お試しとして使ってみるのに丁度良い内容となっているのではないでしょうか。

 なお、本SIMを利用していて「月額プランに移行したい!」というユーザーは、申込むことで月額プランの開始が可能です。その際、契約事務手数料がかからず、また、余っていたデータ通信容量を引き継げます。ただ、音声通話に対応したデュアルタイプに移行する場合は、契約事務手数料がかかるので、その点は注意が必要です。

UQmobile始めるなら今がチャンス!?MNPでキャッシュバック!!

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 本日2015年3月6日(金)から4月30日(木)の約2ヶ月間、UQ mobileでは10,000円のキャッシュバックを行うという太っ腹なキャンペーンを展開しています。キャッシュバックの条件と判定方法は以下の通りです。

 対象:

  1. 音声プランの申込み
  2. UQ mobile取扱い機種(KC-01、もしくはLG G3 Beat) の購入
  3. 端末補償サービスへの加入

 判定条件:申込みの翌月末時点で上記適用条件を満たしUQ mobileを利用中であること

 以上のようになっています。

 新規及びMNPのどちらでもOKで、携帯のキャリアショップにありがちな「MNPのみ対象」ということはありません。

 ちなみに購入対象であるスマホの価格は、KC-01は32,140円、LG G3 Beatは37,584円。キャリアが行うキャッシュバックと比較すると金額的に低く感じてしまいがちですが、その後のランニングコストの安さを考えると、大変思い切ったキャンペーンであると言えるのではないでしょうか。

 au系ではありませんが、先日、楽天モバイルは楽天スーパーセールの開催に合わせ、1,500台限定でZenFone 5を半額で売り出したり、SIM通でも度々取り上げているNTTコムストアの週末限定セールでは特別価格でSIMフリースマホセットが売られたりしています。

 ランニングコストの安さや、他のMVNOと比較したプラン作りだけでなく、端末の種類や価格、さらにはアフターサービスといった所にまで、MVNO各社の競争は広がりをみせています。お得な情報をしっかりと吟味し、これまでよりも賢く使いたいものですね。

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