「カーナビタイム」は、多彩な機能を搭載した本格的なカーナビアプリだ。圏外でも使えることを筆頭に、リアルタイムの渋滞情報を考慮したルート検索などが可能。ドライブに役立つ本アプリの魅力を改めて紹介しよう。
ゴールデンウィークやちょっとした連休は、ドライブで遠出してみてはいかが? その際に欠かせないのがカーナビだ。最近は高機能な車載ナビが増えつつあるが、コスト面で購入を断念した人もいるのでは? また、すでに車載ナビを使っている人のなかには、ナビの買い換えを検討している人もいるだろう。
そこで、より手軽に最新のカーナビを使いたいなら、「カーナビタイム」をおすすめしたい。カーナビタイムは月額500円(税別)※で利用できる本格的なカーナビアプリ。iOSとAndroidの両OSでアプリが配信されており、リアルタイム情報に関しては車載ナビ以上の高機能を多数搭載している。5型クラスのスマホであれば、画面の見やすさもバッチリだ。利用の際はスマホをダッシュボードに固定しておけば、まるで車載ナビのような感覚で使うことができる。
今回はカーナビタイムを使って、東京都港区の青山一丁目駅付近から、横浜の赤レンガパークまでドライブしてみた。実際に使ったからこそ気付いたカーナビタイムの魅力をお伝えする。
カーナビタイムを使うには、アプリを起動し、目的地を設定する。その際、キーボードでの文字入力だけでなく、「ボイスコントロール」機能で、声だけでアプリを操作することも可能だ。「ナビタイム」と話しかけ、「赤レンガパークを検索」と言うだけで、赤レンガパークを目的地に設定できる。案内されたのは、浜崎橋ジャンクションから芝浦を通って東京湾沿いを進み、横浜公園・羽田方面へ向かうルート。
ルート検索は、8つのバリエーションが用意されている。時間・距離・料金のバランスの取れた「推奨ルート」、高速道路を含んだ自動車専用道路を優先した「高速道路優先ルート」、一般道路を優先した「無料優先ルート」、目的地までの距離を優先した「距離優先ルート」、ガソリンの消費量が少ない「ECOルート」、推奨ルートで検索された道路以外の「第2推奨ルート」、車載ナビにはない景色の良いルートを通る「景観優先ルート」がある。
新機能として追加された「超渋滞回避ルート」では、ナビタイムジャパンのノウハウを生かし、目的地までの到着時間を短縮することに特化したルートも提案してくれる。休日のドライブには渋滞に悩まされる方も多いだろう。迂回(うかい)したり高速料金がかかったりしても、「とにかく渋滞を回避して早く目的地に到着したい!」という方は「超渋滞回避ルート」をおすすめしたい。
ルート案内が開始すると、目的地の天気やルート上の気象情報を音声で案内してくれる。ルート案内中は目的地の天候に変更が生じた場合や、ルート上に気象警報/注意報が発令された場合、ゲリラ豪雨などの強い雨が発生する可能性がある場合にアナウンスされる。
降雨レーダーの確認にも対応し、1時間前から最大6時間先までの予想降雨情報を地図上で確認可能。平面的な2D表示と立体的な3D表示に対応している。
ドライブを開始して便利だと感じたのは、ボイスコントロールだ。目的地を入力する際も使ったが、さらにいろんな機能を備えている。ドライブ中に便利だったのは、「この近くに安いガソリンスタンドってある?」などと話しかければ、近隣の安いガソリンスタンドを教えてくれたこと。その場合、ガソリンスタンドが経由地に設定され、価格も検索結果から把握できる。まるで同乗者に話しかけるような自然な対話で検索できるのがうれしい。経由地は最大8個まで設定可能。友人宅やコンビニなど何軒か立ち寄り先がある場合も、いちいち検索し直さなくていい。経由する順番をスワイプ操作で簡単に入れ替えられるのも魅力だ。
ほかにも、「ボイスコントロール」と言ったあとに「地図を縮小」「地図を拡大」と話しかければ、地図の表示が切り替わる。ひとりで運転している場合もいちいち停車して操作する必要がないのでありがたい。
走行中に渋滞情報が気になる場合は、ボイスコントロールで「渋滞情報を教えて」と言ってみよう。現在のルート沿いの渋滞・規制情報を、ラジオの道路交通情報のように案内してくれる。ラジオとは異なり、ユーザーの知りたいタイミングで知りたい場所に限定して確認できるのが利点だ。
渋滞情報は「道路交通情報」でも確認可能。全国の高速道路の渋滞情報を1枚の簡易マップで見られるのが特徴だ。首都高速のみの渋滞情報を見ることもできる。12時間後までの渋滞予測を見られるのも便利だ。
都内を走ってみて便利だったのは、大通りを走っていたとき。何車線もある場合は、音声とイラストでアナウンスされる。慣れない土地を走行中もスムーズに車線変更できるだろう。
高速道路の分岐点、パーキングエリア・サービスエリアの側道、インターチェンジ、ジャンクション、料金所に近づくと、推奨レーンを音声で案内してくれた。「およそ0.5キロメートル先、芝浦JCT、横浜公園・羽田方面、右方向です。右側2車線をお進みください。手前の出口で降りないよう、ご注意ください」といった感じだ。
ほかにも、オービス案内や景観案内、事故多発地点案内など、注意すべきポイントを必要な箇所でアナウンスしてくれるのがカーナビタイムの魅力。画面を見ずにさまざまな情報が得られるよう工夫されていると感じた。
カーナビタイムはアプリのダウンロード時に地図データを保存する。そのため、圏外でも地図の表示やルート検索、ナビゲーションが可能だ。山奥などで万が一スマホが圏外になるようなシーンがあっても、カーナビタイムなら安心して案内をしてもらえる。
一方、通信圏内のエリアなら、常に最新の地図データを利用できる。スポット情報はナビタイムのサーバから毎日更新され、駐車場の満空情報、ガソリンスタンドの価格情報などを地図上で確認できる。いつでも最新の情報を得られるのは、通信機能を内蔵したスマートフォンならではといえる。
カーナビタイムは、全国の交通取締情報をテキスト表示する機能も搭載している。公開されている情報のみが配信対象になるので、すべての取締情報が分かるわけではないが、知っている方が安心して走れるだろう。プッシュ通知の設定にも対応するので、よく走るルートの情報はチェックしておこう。
赤レンガパーク付近に到着すると、近くの駐車場の満空情報とガソリンスタンドの価格を案内してくれたほか、現在地周辺の天気を再度アナウンスしてくれた。傘を持って降りるかどうかを判断できるので、ナビ開始時だけでなく、降車時にもこの機能のありがたさを実感した。
今回のドライブは筆者の経験上、車載ナビを使った際よりも快適なドライブができたように感じる。自分が調べた情報以上のことをアナウンスしてくれるカーナビタイムは、料金以上の価値のあるアプリだといえるだろう。
今回は普通乗用車でのドライブだったので特に登録はしなかったのだが、事前に車種を登録しておくと、その車種にあった規制を考慮したルートや料金を表示してくれるのもカーナビタイムの特徴だ。実際の車高や車幅を登録することで、高さ制限のある高架下や道幅の狭い道路などを回避してくれる。大型車のユーザーはもちろん、休日にはキャンピングカーなどレジャー向けの大きな車にも役立つので、これらの機能をフル活用してほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月30日