特殊撮影機能の話もちょろっと。
Xperiaではちょっとずつ特殊撮影系のモードも見直されており、今回はあらたに「顔いじり系」エフェクトが追加された。インカメラがより遊べるようになったわけだ。ひとつは「スタイルポートレート」。美肌から映画スターまでリアルタイムで顔にエフェクトをかけられる。
分かりやすいところから2つ。まずは「映画スター」。
目元と口元に注目。特に目尻がキリキリになっております。
もうひとつは「ドール」。
肌がつやつやになりホッペが赤くなり、アイラインがキラキラに。かなり強く効果がかかるので、プロフィール写真なんかに使うには強烈過ぎかも。
もうひとつの大技が「ARマスク」。顔に別の顔をマスクしちゃうというAR技で、これは笑える。
で、もう1枚は別の女性。わたしの友達なんだけど、たまたま撮ったらあまりといえばあんまりなほど似合っていたので強引に使っちゃいます。
「この機能って必要なの?」と一部から声が上がったけど、いやまあ、必要じゃないけど面白いという機能があってもいいじゃないすか。
ちなみに、マスクする顔を登録することもできるので、自分の顔をほかの誰かに重ねたりとか、そういう趣味がいいんだか悪いんだかわからない楽しみも。
これらの機能はCPUパワーを食うようで、長時間遊んでると温度が上昇するので注意。
それ以外にもZ3でおなじみの「ARエフェクト」や「ARファン」「タイムシフトビデオ」「フェイスインピクチャー」「スイングパノラマ」「クリエイティブエフェクト」「4K動画撮影」も健在。
動画はインテリジェントアクティブ手ブレ補正やリアルタイムHDRが素晴らしい。気軽にさっと撮ってもハイクオリティなフルHD動画を撮れる。
気になったのはフルHD(2K動画)と4K動画で画角(つまり写る範囲)が違うこと。2K動画時は画角がちょっと狭くなる。
とまあこんな感じで、従来のXperia Z1以降からのテイストを受け継ぎつつ、
の2点が強化されたZ4。
個人的には、プレミアムおまかせオートで露出補正ができないとか、M撮影モード時の振る舞いがややこしすぎる(2070万画素モードだとHDRやシーンモードが使えないとか、M撮影時に顔検出AFにするとタッチAFが使えないとか)、Zシリーズも5代目、2070万画素になってから4代目になるのだから、そろそろ基本カメラ機能を見直して分かりやすくしてほしいと思う。
ただ、プレミアムおまかせオートメインで気軽に写真を撮りつつ、自分撮りもしつつ、ときどき動画やAR系のお遊びも楽しむという人ならもう間違いなく楽しめます。「料理と自撮り」に不満があった人は買い換えてもよいかと思います。
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