ファーウェイの夏モデルは“熱くならない”SIMフリースマホ しかも8コアで3万円以下の“価格性能怪獣”自撮り機能も充実(2/2 ページ)

» 2015年06月17日 23時06分 公開
[平賀洋一ITmedia]
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新チップセットは省電力性がアップ 7層の放熱構造も採用

 各製品の具体的な特徴は、同社 端末統括本部 プロダクトセンター 商品企画室長の吉本晃氏が説明した。5型スマホのP8liteは、先述の通り64ビット/8コアのチップセットを採用。「従来機と比べて省電力性が40%アップしており、64ビット化したことでAndroid 5.0の機能も十分に生かせる」(吉本氏)という。

 ユーザーインタフェースは独自のEmotion UIで、片手操作しやすいように画面を縮小させる機能を搭載した。消灯中の画面をなぞることで特定のアプリを起動させることもできる。メインカメラは裏面照射型の1300万画素CMOSとF2.0レンズ、ブルーカラーフィルターという組み合わせで、暗い場所でも明るく撮影できる。インカメラも500万画素と高精細で、パーフェクトセルフィーを実現するべく補正機能のビューティーモードを拡張。広い範囲を写せるパノラマ撮影にも対応した。撮影モードも豊富で「カメラに関しては何でもありの端末」(吉本氏)という多機能ぶりだ。またスピーカーユニットを見直して音割れやハウリングを防ぐなど、音質面の向上も図っている。

 P8Maxは6.8型液晶を搭載したファブレット。こちらもカメラ機能が特徴で、1300万画素の4色画素(RGB+White)高感度・低ノイズイメージセンサーを採用した。4色画素センサーには、ハイコントラスト時の明るさアップとカラーノイズ削減などのメリットがあるという。さらに光学式の手ブレ補正機構の搭載により、低光量であってもきれいな写真が撮れるようになった。カメラアプリでは、車のテールライトやペンライトの軌跡、川面などの流れる水の軌跡、そして星の軌跡といった、遅いシャッタースピードでなければ撮れない写真の撮影にも対応した。また横画面表示や2画面表示も行える。

 チップセットはP8liteと同じ8コア(4コア+4コア)だが、片方の4コアプロセッサは高クロックのものを採用。処理能力が高い高性能コアと消費電力が少ないコアを組み合わせた「いわゆるbig.LITTLEの構成」(吉本氏)となっている。また7層の放熱構造で「熱をさっさと外に出し、ユーザーに熱い思いをさせない」という。

photo 「TalkBand B2」
photo 本体をバンドから取り外して、Bluetoothヘッドセットとして使うことも

 TalkBand B2は、活動量計とBluetoothヘッドセットを一体にした製品。ボディ内部の6軸センサーで歩く/走る、自転車に乗るなどの活動を検知するだけでなく、睡眠も自動で判別できるという。アプリは独自の「Huawei Wear」だけでなく、Jawboneの「UP Smart Coach」も利用可能になった。AndroidとiPhoneの双方とペアリングでき、スマホ2台の同時接続も行える。

photo 「MediaPad M2 8.0」

 MediaPad M2 8.0は、厚さ約7.8ミリのフルメタルボディに8型のワイドUXGAディスプレイを搭載したAndroidタブレット。マルチメディアコンテンツの再生に特化したタブレットで、周囲の明るさに合わせて輝度を調整する機能やコンテンツに合わせて発色を鮮やかにする機能、電子書籍を読む際にブルーライトをカットして紙の色味に近づける機能などを搭載した。

photo 背面にHarman Kardonのロゴ

 オーディオ面ではHarman Kardonの「クラリファイ」技術により、MP3などの圧縮音源を復元して音楽CDクラスの音に再現できるのが特徴。スピーカーはステレオで、サラウンドを再現するスーパーワイドサウンド(SWS 2.0)機能も備えた。ボディの側面には、五線譜をイメージしたフレームをデザインしている。

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