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» 2015年06月26日 10時39分 UPDATE

「ZenFone 2」レビュー(3):暗い場所で明るく撮れる? 料理はおいしそう?――「ZenFone 2」のカメラを試す

「ZenFone 2」のカメラではどんなことができるのか。基本機能や操作性を確認したほか、前モデルの「ZenFone 5」や、Xperia Z3/iPhone 6も交えて画質をチェックした。

[田中聡,ITmedia]

 「ZenFone 2」はメインカメラが1300万画素、インカメラが500万画素であり、前モデルの「ZenFone 5」のメイン800万画素/イン200万画素から大きくスペックアップしている。メインカメラについてはF2.0の明るいレンズと、ASUS独自のPixelMaster技術により、同社は暗い場所や逆光などのシーンでも明るくキレイに写せると訴求している。

photo 有効約1300万画素CMOSのカメラを搭載する「ZenFone 2」

操作法や撮影機能をチェック

 ではさっそくカメラを起動してみる。カメラの起動は、

  • カメラアプリを選ぶ
  • ロック画面でカメラアイコンに触れてスワイプする
  • スリープ時に背面のボリュームキー(上下どちらでもよい)を2回押す

 という方法がある。ボリュームキーから起動可能にするには、「設定」→「ロックスクリーン」から「インスタントカメラ」をオンにしておく必要がある。ただこのインスタントカメラ、筆者のボタンの押し方が悪いのか、何度か起動しないことがあった。確実に起動させるのなら、ロック画面のショートカットを利用した方がよさそうだ。

photo 「オート」設定時の撮影画面。フォトライトの切り替え、インカメラの切り替え、設定、動画撮影、撮影モードの切り替えができるアイコンがある

 スナップをバシバシ撮るのなら、撮影モードは初期から設定されている「オート」のままでいいだろう。画面をタップするとフォーカスロックされ、長押しすると露出とホワイトバランスも固定される。露出、ホワイトバランス、ISO感度は手動でも調整できる。細かいところでは、サブメニューの「最適化」を「マニュアル」にすれば、彩度、コントラスト、鮮明度、ノイズ削減、逆光、細部強調なども調整できるが、よほどこだわりがなければ、オートのままでも問題ないだろう。

 撮影サイズは2M(16:9)、3M(4:3)、4M(16:9)、5M(4:3)、6M(16:9)、10M(16:9)、13M(4:3)から細かく選べる。動画撮影は640×480、1280×720、1920×1080ピクセルの3つで、4K動画の撮影はサポートしていない。静止画と動画ともに電子式手ブレ補正には対応しているが、光学式手ブレ補正には対応していない。

 ZenFone 2はカメラ専用のキーは備えていないので、シャッターはカメラアイコンを押すか、ボリュームキーを押す形となる。ただし、ボリュームキーは背面にあるので縦向きに持っているときは押しやすいが、横向きでは押しにくい(ボリュームキーにはズームを割り当てることもできる)。「タッチシャッター」をオンにしておけば、画面をタップするだけでピント合わせからシャッターまでを行える。撮影画面には静止画と動画撮影のアイコンが並び、動画を撮影しながら静止画を撮ることもできる。

 静止画の撮影モードは「オート」のほかに、シャッタースピードやマニュアルフォーカスの設定も手動で行える「マニュアル撮影」、複数の写真を合成して白飛びや黒つぶれなどを抑えてくれる「HDR」、近くの被写体にピントを合わせて背景をボカして撮れる「単焦点」、ズームして撮った被写体も鮮明に記録してくれる「超解像度」、メインカメラが顔を検知して1〜4人の撮影をできる「自分撮り」、撮影前後4秒間の中でベストショットを記録できる「タイムシフト撮影」などを用意している。

photo 多彩な撮影モードを用意
photophoto さまざまな設定ができるマニュアルモード(写真=左)。連写してベストショットを選べる「タイムシフト撮影」(写真=右)

 お遊び系では、さまざまな効果を付けて撮影できる「エフェクト撮影」、連写してアニメーションを作成してくれる「GIFアニメーション」、指定したエリア以外をボカしてコントラスト高めな1枚に仕上げる「ミニチュア」、写真を5枚撮って動いているものを削除してくれる「スマートリムーブ」などもある。

photophoto 「ミニチュア」撮影を試してみた。解像度は1280×720ピクセルに固定される

「ローライト」で明るく撮影、フォトライトは輝度がアップ

 夜景をキレイに撮れる「夜景」や光の少ないシーンでも明るく撮れる「ローライト」など、ZenFone 5同様に暗い場所を想定した撮影機能も豊富だ。ローライトでは撮影サイズが3Mに固定される。また、背面にはフォトライト2つの「デュアルカラーLEDフラッシュ」を装備しており、自然な明るさと色味を再現できるよう、周囲の明るさに合わせて発光レベルを自動調整してくれる。

photophoto 左がオート、右がローライトで撮影したもの。ローライトでは上下がトリミングされる。ローライトの方が確かに明るいが、ノイズが目立つのが気になる
photophoto 左がZenFone 2、右がZenFone 5で撮影したもの。いずれもオートだが、ZenFone 2の方が鮮明に写せている
photophoto 左がZenFone 2、右がZenFone 5で撮影したもの。こちらはフォトライトを使用。ZenFone 2の方が輝度がアップしているのが分かる

 さて、低照度のシーンで明るく撮れる機種といえば「Xperia Z3」や「Xperia Z4」。というわけで光の少ない場所(ドアから光が少し差し込む程度の寝室)でZenFone 2とXperia Z3でぬいぐるみを撮り比べてみた。ZenFone 2は、さすがにオートで撮影するとかなり暗い写りになってしまったが、ローライトだとXperia Z3に迫る明るさになった。ただし解像度が強制的に3Mになるのと、手ブレ補正がやや弱いためか、写真を拡大するとディテールはXperia Z3の方が鮮明なのが分かる。それでも、ここまでの明るさを得られるのは、十分実用的だろう。今回はかなり厳しい条件での撮影だったが、薄暗い店内などで撮影する程度なら問題なさそうだ。

photophoto 左がZenFone 2(オート)、右がXperia Z3で撮影したもの
photo ZenFone 2のローライトで撮影

 フォトライトも使って撮影してみた。距離が近いためか、ZenFone 2の方がぬいぐるみの色がやや飛んでしまっているが、不自然というレベルではない。

photophoto 左がZenFone 2、右がXperia Z3でフォトライトを使って撮影したもの

料理写真は“こってり”した印象に

 料理の写真はどんな感じか。前モデル「ZenFone 5」のカメラとも比較してみた。以下はいずれもオートで撮影したもの。ZenFone 5の方が本来の色に近い印象で、ZenFone 2はこってりと赤みがかかっている。最初のカレー+ナンの写真は、ZenFone 2の方が自然かつおいしそうに見えるが、そのほかの絵は、こってりしすぎな感も。特に4つ目のステーキ丼は、白いどんぶりが黄色くなっていて、やや不自然。このあたりは好みの問題でもあるが、ZenFone 5から大きく絵作りが変わっているのは確かだ。

photophoto 左がZenFone 2、右がZenFone 5で撮影したもの
photophoto 左がZenFone 2、右がZenFone 5で撮影したもの
photophoto 左がZenFone 2、右がZenFone 5で撮影したもの
photophoto 左がZenFone 2、右がiPhone 6で撮影したもの
photophoto 参考までにiPhone 6とも比較。左がZenFone 2、右がiPhone 6で撮影したもの。やはりZenFone 2の方が赤みが強調されているが、確かにおいしそうではある

 次回はインカメラについてレビューする。また荻窪圭氏による詳細レビューも予定しているのでお楽しみに。

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