Googleフォトはスマホ写真の問題を解決するか?被写体も自動判断(4/4 ページ)

» 2015年07月03日 19時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 「物」は被写体。

 ずらっとリストが並んでる。ウマとかネコとか食品とか列車とか……実にバリエーションが多い。「鳥」のみならず「カモ」や「カモメ」といった細かい種類まで。

photo 自動認識する被写体は瀧に渡ってて面白い。橋とか塔とか列車とか彫像とか超高層建築物とか。ヒット率はともかくこれは一見の価値有り。

 もちろん完璧じゃないし、イヌの中に猫写真がまじってたり、食品に食べられないものが混じってたりするけれども、これは実に面白い。

photo 「イヌ」といいつつ、猫写真の方が多いし。まあ区別は難しいんだろうな

 自分が撮った写真を見返したり探すときに役立つ。しかも「世田谷 ネコ」のように地名と組み合わせることもできる。これはよい。

 さらに、使える検索ワードはリストにあるものだけじゃない。もっとたくさんの分類がされてるのだ。

 思いつくものを入れてみるとうまくいくこともあるだろう。例えば「夜景」はないけど「夜」ならあった。これは便利。

photo 「夜」の写真を集めてみた。確かに「夜」だ

 という感じのGoogleフォト。その用途は多岐に渡ってて、一度に全部紹介するとややこしいので、大事なとこと、Googleらしいとこを3つに絞ってみた。

 写真整理の基本は「いつ」「どこで」「なにを」撮ったかの3つだ。

 「いつ」は撮影時に日時が記録されてるし、スマホなら「どこ」で撮ったかの位置情報を記録される(オフにしない限り)。「なにを」撮ったかは撮影した人しか分からないけれども、Googleは被写体を自動的に判断することで、3つめを解決した(いやしようとしてる)のだ。

 まあ、自動認識の精度はまだまだだが、写真を探すときの手がかりにはなる。

 写真のクラウド化、まだまだ面白くなりそうである。

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