フレーミングアドバイザーは、撮りたい被写体やシーンに合わせて、ガイドラインやメッセージで最適な構図をアドバイスする機能だ。アドバイスに従うだけで、人物や風景をバランスよく、料理の場合はしっかり寄っておいしそうな写真が撮れる。SNSで「いいね!」がもらえるような、ワンランク上の写真にチャレンジできるので、ぜひ試してほしい。
撮影モードは、スマホ向けのカメラアプリで人気となった「魚眼カメラ」や風景をミニチュア模型風に見せる「ミニチュアライズカメラ」などに加え、一定間隔ごとに撮影した静止画を動画として楽しめる「タイムラプス撮影」、カメラをかざすだけで英語を日本語にリアルタイム翻訳する「翻訳ファインダー」を搭載している。簡単な英語の説明書きやレストランのメニューの内容を知りたいときなどに役立つ。ぜひ海外旅行で使いたい機能だ。
ハードウェア上でフィーチャーフォンから大きく進化しているのが、「タッチクルーザーEX」を搭載したことだ。十字キー上部からテンキーの「0」の列までのエリアに静電式センサーが配置されており、そのエリア内をタッチした指の位置を検出。ノートPCのタッチパッドのように直感的に操作でき、Webサイトを閲覧する際や写真の拡大縮小、LINEを利用するときなどに利用できる。従来のフィーチャーフォンでは十字キーを連打しなくてはならないWebサイトのスクロールも、指をタッチエリアで上下になぞるだけ。ポインターの斜め移動も楽にでき、慣れると素早く操作できるようになる。
また、「AQUOS ケータイ SH-06G」では、スマホで重宝されているスクリーンショットを撮ることができる。終話キーと一番左下の履歴キーを1秒以上押すと、表示している画面をそのまま画像として保存できる。撮影した画像は本体メモリに保存され、データBOXの「ピクチャー」で確認が可能。地図やWebサイトの画面を保存しておけば、電波の届かない場所でも確認でき、ゲームで高得点を取ったときに画面を保存し、メールやSNSなどで自慢することができる。ぜひ覚えておきたい機能だ。
フィーチャーフォンと一緒にタブレットを持ち歩いている2台持ち派も多いかと思うが、その場合には「PASSNOW(パスナウ)」という機能がお勧めだ。
PASSNOWは、「AQUOS ケータイ SH-06G」とAndroidタブレットを連携させる機能。PASSNOWアプリをインストールしたAndroidタブレットと「AQUOS ケータイ SH-06G」をBluetoothでペアリングすると、画像や通知を共有できるようになる。Androidタブレット用PASSNOWアプリはGoogle Playから無料でインストールが可能だ。
例えば、「AQUOS ケータイ SH-06G」で見ているサイトや写真をタブレットの大画面で見ることができる。あるいは、「AQUOS ケータイ SH-06G」に電話がかかってくると、タブレットに通知を表示することも可能だ。「AQUOS ケータイ SH-06G」がバッグの中に入っていても着信に気がつかないという心配がなくなり、電話に出られないときはタブレットからSMSの定型文で返信することもできる。メールやアプリの通知を互いの画面に表示するという使い方も便利だ。そして家の中などで片方の端末が見つからない場合、PASSNOWでペアリングしている相手に呼び出し音を鳴らして探すこともできる。
「AQUOS ケータイ SH-06G」はスマホのように使えるとはいえ、やはり画面の大きなタブレットの方が見やすく使いやすい場合もある。PASSNOWで連携させて、それぞれ得意な部分を受け持たせるようにすれば、2台持ちがもっと快適になるだろう。
なお、スマホライクな新機能やユニークな連携機能に隠れている感があるが、「AQUOS ケータイ SH-06G」の日本語入力機能はiWnnをベースにシャープ独自の新機能を追加。変換に使われる辞書の容量アップ、メール入力に便利な「メールいきなり予測変換」などを搭載し、変換機能を強化した。電話とメール、メッセージが主要機能となるフィーチャーフォンだからこそ、こうした地道な進化も見逃せない。
携帯電話の基本機能をしっかり押さえ、今の時代に必要なサービスや機能に対応するも、難しくなったり、使いにくくなったりはしていない。過去を踏襲する部分、進化させる部分のバランスが絶妙だ。「AQUOS ケータイ SH-06G」なら、これまで通りフィーチャーフォンを使いつつ、新しいサービスも自然と体験していくことができるだろう。フィーチャーフォンは手放せないが、LINEなどに興味がある、もうちょっと便利に使いたいと考えている方にお勧めしたい1台だ。
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