4月下旬に販売を開始した「gooのスマホ」。3機種あるなかのミドルレンジにあたる「g02」の実機を触ってみての印象と使用感を紹介します。
先ずは外観ですが、カラーはプラチナピンクとプラチナシルバーの2色。今回触ったのはプラチナピンクですが、サイトなどで見るより抑えた淡いピンク色ですので、男女を問わず使えそうです。
背面はプラスチック製。強度に少々不安があるかもしれませんが、スマホカバーを付けて使用するのであれば、特に問題はないでしょう。一見iPhoneに似ていますが素材が違うからか、カジュアルさを感じました。
サイズは144×70.7×7.7ミリ、画面サイズが5インチ。
実際に手にしてみると、数字ほど大きくは感じません。グリップが良く、文字なども見やすいです。5インチ以上となると画面が大きくなるので、無理に片手で使うよりも両手で操作したほうがよいでしょう。重さは約132グラム。これはiPhone5cと同じ重量ですが、g02の方が軽く感じました。
主な仕様は表の通り。
カラー | プラチナシルバー/プラチナピンク |
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OS | Android 5.0 Lollipop |
CPU | クアッドコア 1.2GHz |
ROM/RAM | ROM:8GB/RAM:1GB |
外部メモリ | micro SDHC 32GBまで |
サイズ | 144×70.7×7.7mm |
重量 | 約132g |
ディスプレイ | 5インチ IPS 液晶 1280×720 HD |
カメラ | アウトカメラ: 800万画素 CMOS インカメラ: 500万画素 CMOS |
バッテリー容量 | 2,400mAh |
ネットワーク | LTE:B1(2100) / B3(1700) / B19(800) W-CDMA:B1(2100) / B6(800) / B19(800) GSM:900 / 1800 / 1900 |
SIMサイズ | ナノSIM |
Wi-Fi | WiFi 802.11 b/g/n 2.4GHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
キャリアから発売されているスマホと同じく、Android OS 5.0で、クアッドコアCPUを搭載しております。画面の動作は機敏でストレス無く操作できました。
8.00GBあるROMのうち、システムが使用する領域として3.70GB、ユーザーの使用領域として4.30GBが割り当てられています。g02のスペックを考えるとROMの容量が足りない可能性があるので、micro SDHCカードを使うことをオススメします。
5インチ IPS液晶(1280×720 HD)は明るく見やすい画面が特徴。「高画質、省電力のインセルディスプレイ:液晶セル内にタッチセンサーを組み込むインセル方式を採用し、クリアかつ鮮明な色表現と省電力を実現」という表現のカタログ文言通りで、実際に画面は明るく、指でのスクロールもハイスペックモデルに引けをとらない操作感です。
デュアルSIMスロットを搭載していますが、LTE/3Gに対応しているのはスロット1だけ。スロット2は2Gのみの対応です。国内で流通しているMVNOのSIMに2G対応はないため、必然的に利用できるのはスロット1のみに。利用可能なSIMサイズはnano SIMです。
画像では両方にドコモのnano SIMが入っていますが、日本国内で使えるのはSIM1スロットのみですのでご注意ください。海外への出張や旅行の際には現地の2G対応SIMをSIM2スロットに入れて、切り替えながら使うことができます。
SIMトレイは画面を上にして左側面にmicro SDHCスロットと並んで配置。SIMやmicroSDのトレイを出すにはピンを小さな穴に差し込んで行います。
カメラ機能は、アウトカメラ800万画素・インカメラ500万画素とハイスペックなカメラを搭載しています。標準のカメラアプリだけでも、簡単に撮影が楽しめる「シンプルモード」と、露出やISO・ホワイトバランスなどが自分で選択できる「エキスパートモード」を楽しめます。
上の画像のように、シンプルモードでは接写撮影ができ、ピントを合わせたところ以外の背景はぼかした写真が簡単に撮れました。オートにあたるシンプルモードでこれだけの撮影ができるので、細かな調整が可能なエキスパートモードを使えば、より一層こだわりを表現した写真を撮影できることでしょう。
また、インカメラも500万画素あるので、美しい仕上がりの自撮り写真が期待できます。
プリインストールされているアプリはファイル管理や音楽など、キャリアスマホとは違って最低限必要な基本アプリのみ。自分の目的・用途にあったスマホに仕上げられます。
日常で愛用しているXperia Z3と比較しても、操作に関しては大きな差を感じませんでした。ネットもメールもストレスフリーな動作で、画面操作もとてもスムーズ。単純に「サクサク動けば良い」と考えている人であれば、最良の選択の1つであると感じさせるSIMフリースマホです。
(文:千葉理恵)
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