韓国Samsung Electronicsは7月30日、第2四半期(4〜6月)の業績発表で、現行のフラッグシップ端末「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」を値下げする計画を明らかにした。
同四半期の純利益は5兆6300億ウォン(約6000億円)で、アナリスト予測の6兆ウォンを下回った。5四半期連続の減益となった。
同社は「Galaxy S6の立ち上げにもかかわらず、スマートフォン出荷の低調と新製品立ち上げのマーケティングコストの増大の影響で利益への貢献はわずかだった」としている。S6 edgeについては、予想より需要が高かったため供給不足だったという。
スマートフォンを扱うIT & Mobile Communications(IM)部門は2015年下半期、「困難な事業環境に直面する」が、「Galaxy S6およびS6 edgeの価格を調整し、複数の新ハイエンド端末を発表することで販売状況を維持していく」としている。
同社は8月13日にGalaxy関連イベントを計画しており、このイベントでGalaxy Noteの新モデルを発表するとみられているが、年内に複数の新ハイエンドを発表するとしていることから、例年は2月に発表しているGalaxy Sシリーズも同時に発表する可能性が高まった。
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