複数人で同時にメッセージを共有できて何かと便利なLINEの「グループ」。同じコミュニティに属する仲間や、一緒にイベントに参加するメンバー等でグループを作って連絡を取り合っている人も多いのでは。一方で、そのままにしておくとグループはどんどん増えていくもの…。みんなは何個くらいのLINEグループに参加し、どのタイミングで削除や退出など“整理整頓”をしているのだろうか。LINEを使っている20〜30代の社会人221人(男性111人、女性110人)にアンケートを取ってみた。(協力:ファストアスク)
まず、登録しているLINEグループの数を尋ねた。
1個 14.5%
2個 14.9%
3個 15.4%
4個 9.5%
5個 8.6%
6〜10個 9.0%
11〜15個 4.1%
16個以上 5.4%
登録していない 18.6%
登録していない人は2割弱で、じつに8割の人がグループ機能を利用していることがわかる。ただ、グループ数は1〜5個以内の合計が62.9%とそこまで多くない印象。だが、なかには16個以上という強者もいた。
続いて1個以上登録している81.4%(180人)に、LINEグループから「退出(グループから抜ける、削除する)」したことがあるかどうか聞いた(複数回答可)。
使用しなくなったグループは退出する 49.4%
時折、LINEグループを整理し、まとめて退出する 19.4%
そのLINEグループのメンバーと仲が悪くなったので退出した 8.3%
退出したことはない 41.7%
約6割の人が作成したグループから何らかの理由で退出するなど、グループを整理し「断捨離」していることがわかった。
それぞれの退出理由を尋ねてみると、まず最も多かったのは「やりとりをしなくなったので」(31歳・男性)、「誰も使わなくなったから」(29歳・男性)などに代表される、グループに入っている意味がなくなったからというもの。
「地域の行事に関するグループで、地域行事に参加しなくなった時点で退出した」(28歳・女性)、「飲んだ勢いで作ったグループでそれから会う機会がなくなり、半年以上放置された状態になってしまったので」(31歳・女性)などが具体例だ。
この他にも「喧嘩して居心地が悪くなったので」(25歳・男性)、「嫌な思いをしたから」(29歳・女性)、「話が合わなくなったから」(28歳・男性)など、コミュニケーションに不具合が生じたことを理由に挙げる人も。
一方で、使われているグループであっても「仲の良い人が退出したから」(25歳・女性)、「メッセージの受信がうるさいから」(29歳・男性)など、必要最低限のもの以外を取捨選択している人もいるようだ。
では、逆に退出しない人にはどんな理由があるのだろうか。「情報集めに必要なので」(27歳・男性)のように、目的があると答えた人は少数派。「退出するのも面倒くさいから」(28歳・女性)、「『○○が退出しました』と表示されるのが嫌だから」(26歳・女性)など、他人からの目線を気にする人が目立つ。しかし、メッセージが溜まったり、逐一通知が来たりするのは、うっとうしくなりそうだが…。
「わざわざ退出するのは雰囲気が悪いのでそのまま残している。あまり関わりのないグループは通知をオフにしている。そこまで毎日毎日しゃべるグループはないので今のところ気にならない」(28歳・女性)
のように、設定を変えて着信や通知から受けるストレスを減らすようにカスタマイズしている人もいるようだ。
気軽に作成でき、複数人と同時にやりとりできる便利なツールだからこそ、増え続けるLINEグループ。自分なりの上手な付き合い方や管理の仕方を身につけたいものだ。
(池田園子)
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