今年5月にオリジナルスマホ「TONE」の販売を開始したトーンモバイル。全国にあるTSUTAYAグループを中心に店舗数を拡大、現時点で16の店舗を展開しています。
トーンモバイルは、川崎市の商業施設、DICE 川崎 1Fにある「TSUTAYA 川崎駅前店」の正面に、簡易移動型店舗「STAND」を9月10日から23日までの期間限定で設置。STAND店とはどのようなものなのでしょうか?
STAND店の特徴は、場所を選ばないコンパクトサイズではありますが、商品の販売・接客・契約、さらにサポートといった基本的な業務を行うことが可能な点。また、STAND店舗そのものが広告になり得るため、設置するだけで通行人の目を引きます。
展示物をすべて収納できる造りとなっており、このユニットが置けるスペースさえあれば、その日のうちに店舗として開店できるのも特徴です。
取材を行ったのは平日で、STAND店がオープンしてまだ間もない時間帯。それにもかかわらず、STAND店という珍しいスタイルから「これは一体なんだろう?」という興味からか足を止める人も多く、実際に手に取って試しながらスタッフと会話している姿がとても印象的でした。
スタッフからTONEの説明を聞いている人だけでなく、実際に契約を結んでいるお客さんも早くからいました。契約した30代の女性に話を聞いたところ「前日に姉から、安いスマホがあるので一緒に見にいってみない?と誘われたので訪れた」そうです。
また、「最初に1,000円から使えると聞いた時は、オプション契約が必要だったりといったカラクリがあるのかなと思ったが、端末代も込みで2,000円だというので驚いた」と安価さが響いた様子。
さらに詳しく店頭スタッフから説明を聞く中で「通信速度がいま使っているものよりも遅いというのはあるけど、価格から考えると充分。安いからサービスとかもなく売ったきりかなと心配していたけど、アフターサービスもバッチリあるということで安心した。これなら敬老の日のプレゼントとして親に贈ることができる」と、トーンモバイルのメリットとデメリットの両方を理解した上で購入決断したとのこと。
LTEではないので通信速度では一歩及びませんが、自分の子供や親に安心して使ってもらえる仕組みが充実しているのが魅力のようです。
トーンモバイルの前身となるfreebitがPandAの販売を開始したのは2013年です。低価格かつハイスペックなSIMフリースマホが次々に登場している中でも、他のMVNOにはない画期的なサービスに注力して展開している同社の次のスマホには期待したいところ。「日本のスマホを変えるTのスマホ」の活躍に今後も注目です。
(文:SIM通編集部)
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