9月25日に発売された話題のスマホ、iPhone 6s / 6s Plus。新機能3D Touch、カメラ機能の向上など見どころ満載の仕上がりとなっていますが、はずせないのはiPhone初・SIMロック解除が可能となった点!早速、購入したてのiPhone 6s PlusのSIMロックを解除し、MVNOのSIMを挿して使ってみました。
ここで改めてSIMロック解除のルールをおさらいしましょう。総務省の働きかけにより、2015年5月以降発売された機種は、一定期間使用してからSIMロック解除が可能となりました。各キャリアで若干の差はありますが、ざっくりとまとめるとポイントは2つ。
今回発売となったiPhone 6s / 6s PlusのSIMロックが解除できるのは、6ヶ月後の2016年3月以降となります。しかしながらドコモだけ1つルールを追加しました。
2015年3月以前にSIMロック解除した回線であれば、iPhone 6s / 6s Plusの発売日にSIMロック解除ができることを指します。
では、ドコモのSIMロック解除の仕方を見ていくとしましょう。SIMロック解除の手続きはドコモのオンライン手続きを行うサイト「My docomo」から行います。
https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/
「My doocomo→オンライン手続き→その他→SIMロック解除」の順番で進めます。
SIMロック解除対象外であればエラーが発生し、OKであれば上のような画面になります。
機種の製造番号を打ち込みます。
注意事項を確認後、チェックを入れると登録画面に進みます。
最後に受付確認のメールアドレスを選んで終了。
その後、ドコモのSIMカードからauなどのSIMカードに入れ替えます。
すると「アクティベーションが必要です」と出るので、そのまましばらく待ちます。
数分待てば完了。これでSIMロックは終了です。外から見ると「SIMフリー化」したのか分からないこともありますし、必ず他社のSIMカードを挿して確認してみましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアであれば、SIMロック解除後に契約していたキャリア以外のSIMカードを挿せばすぐに使えます。しかし、MVNOが提供するSIMカードを使う場合は、MVNOごとの構成プロファイルのインストールが必要となります。それを終えれば設定完了なので、これといった複雑な設定はいりません。
※iOS用の構成プロファイルは、MVNO側で動作確認が取れている場合、各MVNOのサイトにファイルが置かれていることがほとんどです。
注)ここから先は完全自己責任となります。
公式で動作確認が取れておらず構成プロファイルも配布していないUQ mobileを使ってみました。ブロガー・あんのーん氏が制作したツールを使うことで構成プロファイルを自作することができます。
注)何度も申し上げますが、完全自己責任でお願いします。
上記リンクにアクセスし、UQ mobileの接続に必要な情報を入力すると構成プロファイルができあがります。
完成した構成プロファイルはメールで送信し、iPhoneにインストールします。
これで完了。画面を見ただけでは分からないのですが、UQ mobileでしっかりと接続されていることが確認できました。
通信速度を計測してみました。下り最大500kbpsの無制限プランですが、下り1.3Mbpsでまずまずといったところ。
SIMロック解除の手続き、構成プロファイルのインストールなど、少し手間がかかりますが、上手にMVNOのSIMと組み合わせることでiPhoneを便利に使うことができるのではないでしょうか。
ドコモ版iPhoneを購入し、SIMロック解除の条件に当てはまる方はぜひ試してみてください。
(文:モバイルプリンス)
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