そのmineoは「mineo史上最大のキャンペーン」を展開中で、新たにモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN」(以下、MR04LN)をドコモプラン向けに、auプラン向けに富士通製の「SI-LA(SILA01)」を発売する。
機種名 | SI-LA(SILA01) |
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メーカー | 富士通 |
サイズ | 67(高さ)×98(幅)×17(奥行き)ミリ |
重量 | 111グラム |
対応キャリア | KDDI |
SIMカードサイズ | micro SIM |
対応周波数 | 2GHz(Band 1)/1.5GHz(Band 11)/800MHz(Band 19) |
連続通信時間 | 6.5時間 |
最大接続数 | 10台 |
カラー | ブラック |
MR04LNはすでにドコモ系のMVNOから販売されているモバイルWi-Fiルーターで、mineoとしては前モデルの「Aterm MR03LN」(以下、MR03LN)に続いてNECプラットフォームズ製の製品投入となる。
KDDIのMVNOで利用可能なモバイルWi-Fiルーターは、ドコモのMVNOと比べて対応機種数が限られていた。mineoが販売する「Aterm MR03LE」(以下、MR03LE)はKDDIのMVNOで使える数少ないモバイルWi-Fiルーターであったが、2万4000円(税別)と比較的高額だったため、「安価にモバイルWi-Fiルーターを利用したい」というニーズに応えることが難しかったと予想される。
新たに販売されるSI-LAは「お手頃価格」であると紹介されており、比較的安価な価格となることを期待したい。販売価格の詳細は、MR04LNとともに11月上旬に発表予定だ。
ソフトバンクは、宅内向けに提供する「SoftBank Air」に下り最大261Mbpsに対応の「Airターミナル2」を投入することを発表した。現状のサービスで対応する下り最大110Mbpsから通信速度が一気に高速化する。提供開始時期は12月以降の予定だ。
SoftBank Airは基本的に宅内向けの固定回線の代替となるサービスであり、データ通信量には制限がない。ただし、利用が集中する時間帯(夜間など)については、サービスの安定提供を目的とした通信速度制限を行うため、通信速度が低下する場合がある――とされている。
SoftBank Airと同様のコンセプトの機種として、WiMAX 2+に対応する「URoad-Home 2+」(シンセイコーポレーション製)が発売されているが、こちらの通信速度は下り最大110Mbpsにとどまるため、新たに発売されるAir ターミナル 2は、モバイル回線を固定回線代わりに利用するサービスとしては通信速度が最速となる。
UQコミュニケーションズは、9月末までを予定していたWiMAX 2+のキャリアアグリゲーション対応エリアの全国エリア化を、10月末予定へと延期した。理由は「一部エリアの工事遅延」と説明している。
WiMAX 2+のCA対応の遅れが、どの程度のエリアで発生しているのかは明らかにされていない。UQが9月28日付で公開したCAによる下り最大220Mbps対応エリアでは、東京都以外の46道府県にCA対応エリアが含まれており、WiMAXユーザーが最も多いと思われる東京でCA展開が遅れている。
話を少し戻すと、UQはもともとWiMAX 2+のCA対応エリアを9月末に全国エリア化する予定を明らかにしていた一方で、都心部では対応エリアが全くなく、8月10日に改めて「9月末までにキャリアアグリゲーション対応エリアを全国エリア化」すると発表した。
8月10日に行った「9月末の全国エリア化再表明」については、特に目新しい発表は含まれていなかったが、筆者はこの時点で東京都内のCA対応が予定通り9月末まで終わるのか不安を感じていた。残念ながら1カ月遅れることになってしまったWiMAX 2+の全国CA化だが、これ以上遅れることがないことを期待したい。
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