最後に東京都内のアイティメディア社内(会議室)で午後に測定した。このテストの結果はランチタイムということもあって、横浜駅のランチタイムのテストと同じ傾向になりやすい。今回もそうだ。
au(LTE NET)は下り平均32.74Mbpsと、今回のテストでは一番遅かったが、それでもトップに。先月の結果も下り34Mbpsなのでほぼ同じだ。
そしてやはりUQ mobileとmineoの傾向も12月と似ていて、UQ mobileは下り平均2Mbps、mineoは再び0Mbps台に。しかしこの2サービスは上りの通信速度が抜群に良く、どちらも上り平均10Mbps以上。上りの通信速度ならau本家を上回る。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 12:26 | 2.01 | 10.13 |
mineo | 12:33 | 0.58 | 11.08 |
au(LTE NET) | 12:21 | 32.74 | 3.54 |
11月、12月とほとんど同じ展開ではあるが、1月も本家au(LTE NET)が下りの平均速度では4連勝となり、圧倒的な強さを示した。
だがau系MVNOだけを見れば、UQ mobileが午前、夕方に健闘しており、ドコモ系MVNOと比べても速い結果を出している。ランチタイムには著しく速度が落ちるものの、それでも下り平均で0Mbps台にならないのは心強い。
mineoは残念ながらこの3サービスの中では明らかに劣る。しかしドコモ系MVNOを含めて見ればMVNOらしい典型的な速度で、極端に悪いわけではない。だがau系では他の2サービスが速すぎるため、余計に遅さが目立ってしまう。
1月のau系MVNOの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
UQ mobile、au(LTE NET)は通信速度に変化はあるものの、全体的な傾向は11月、12月とほとんど変わらない。mineoは12月と比べ若干悪化している。今後改善されるのか、その時期がいつ頃なのか、新サービスの投入まで待たなければならないのか、気になるところだ。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.