筆者は地元佐賀県で仕事をしていたが、今春ついに上京することになった。そんな東京で毎回げんなりするのが電車移動。迷路のような路線図、ダンジョンのような駅、人混みの多い場所やたくさんのビル……。そこで使いたいのが「NAVITIME」アプリ。東京初心者の活用術をリポートしたい。
春は就職、転職、就活の季節。地方から憧れの東京へ、一旗揚げようとやってくる人も多いのではないだろうか。
ライターである筆者もその1人。ここ数年、東京の編集部から仕事を請けおいながら地元佐賀県で仕事をしていたが、今春ついに上京することになった。(テレビもラジオもあるけれど)車はそれほど走ってねェ、バスは1日1度来る、と某農家系ラッパーの歌詞のような世界で暮らしていた私。東京は全てがキラキラして見える!
そんな魅力あふれる東京だが、毎回げんなりするのが電車移動だ。迷路のような路線図、ダンジョンのような駅。東京出張の経験はあるが、都内の移動をスムーズにこなせたことがない。私だけでなく、都内在住経験のある私の家族や友人も、最初は戸惑ったという。また、都内には幾つものビルが立ち並んでいたり、歩行者がいろいろな方向へ向かっていたりと、地方よりも迷いやすい要素が多い。
数年前まではフィーチャーフォンのナビサービスを使ったり、人に聞いたりする必要があったが、今はスマートフォンのマップアプリや乗換検索系アプリを使う機会が増えた。その中でも、特に情報量の多さと精度の高さに定評があるのが「NAVITIME」だ。今回は私や私の周りの地方出身者が体験した「東京あるある」を交えつつ、東京ならではの“交通網トラップ”を、「NAVITIME」をはじめとするさまざまなサービスをフル活用しながら解決していきたい。
2月某日、筆者は仕事と物件探しのために成田空港へ上陸。まずは都内に出たいところだが、スカイライナー、アクセス特急、リムジンバス等々選択肢がありすぎて、結局どれに乗れば一番いいのか分からない。
そこでNAVITIMEの出番だ。トータルナビで「出発」に「現在地」を選択。「到着」に目的地を入力し「検索」をタップすると、目的地までの最適なルート候補が表示される。電車や徒歩以外に、バスや車などさまざまな交通手段を組み合わせたルートをドア・トゥ・ドアで検索できるので分かりやすい。
ちなみに、NAVITIMEではメニューボタン、ホーム画面、ナビ中のキャラクター、音声などを着せ替えることができる。スヌーピー、ミッフィー、ぷよぷよなどの有名キャラクターの素材も用意されているので、チェックしてほしい。着せ替えコンテンツは一部有料(税込150円)だが、無料で利用できるものもある。
さらに自分の状況に合わせて、検索条件を細かく設定することもできる。引越し荷物でいっぱいのスーツケースがあるなら、「エレベータ・エスカレータ優先」のルート表示に変更しよう。徒歩区間を「階段が少ない」に設定してもよい。
検索条件をカスタマイズしたら、あとは画面通りに移動するだけだ。空港は通路が広いし案内表示板も多いので、難易度はまだまだイージーモード。ドラクエで例えるならば、レベル1で最初の街を旅立ってスライムを相手にしている感じ。ここから先、東京の難易度はグッと上がってくる。NAVITIMEの本領発揮はここからだ。
無事に都内に出たら、早速引っ越し先の家探しを始める。ある程度目星は付けてきたつもりだが、都内在住者いわく、自分が乗る時間帯の路線の混雑具合まで把握しておくとなおいいそうだ。確かに満員電車はできれば遭遇したくない。
しかし実際に全ての路線に乗って調べるわけにはいかない。そこで「こみれぽ」アプリのリポートを活用しよう。これは電車の混雑・運行状況を、乗車中のユーザーがリアルタイムで投稿することで、混雑情報をシェアできるアプリだ。路線や駅ごとの混雑具合が可視化されるため、候補物件に近い路線のリポートを見比べることで部屋探しの参考になる。
東京で住み始めてからも、電車が止まったときの情報をリアルタイムで確認する際に使えるアプリだ。
地方民にとって、東京駅、渋谷駅、新宿駅、池袋駅、大手町駅は訳が分からない。まず出口が多すぎてどこに行けばいいか分からないし(南口と新南口って出口作りすぎて名前被ってるやん)、分かっていても高確率で迷う。出口に向かっているはずが、いつのまにか駅ビルのオシャレなお店に入ってしまっていることもある。「東京のターミナル駅= 冒険(上京)者キラーのダンジョン」なのだ。
そのためターミナル駅を使うときは、あらかじめ列車の中で、攻略ルートのネタバレもとい下調べをしておくことが重要だ。
NAVITIMEの大きな特徴は、屋内ルート案内もサポートしている点だ。到着するホームから地上へ出る最短ルートや、乗り換え時のホームからホームまでの移動案内、地下街のお店へのルートなど、無料アプリにはない充実の案内機能が備わっている。移動中の車内でルートを把握しておけば、複雑な駅構内も迷うことなく移動できるだろう。
無事に新居が決まった私は、引越し荷物がたっぷり入ったスーツケースを持って、新宿駅に降り立った。荷物を主要駅のロッカーに預ける場合、なかなか空きがなく右往左往することがよくある。そこで移動中のうちに、NAVITIMEで新宿駅のコインロッカーの位置を把握しておいた。
駅構内図は経路案内画面に表示されるほか、「その他サービス/設定」タブの「駅構内/屋内地図」項目で、主要な駅構内・地下街地図を見ることもできる。トイレ、ATM、交番の場所も分かるので、覚えておいて損はない。
次は渋谷駅に移動。ここも新宿駅と並ぶ複雑さで、利用者数も多く、脳内で処理すべき情報が多いハードモードの駅だ。
次々にやってくる列車の種別もややこしい。急行、準急、快速など、JRしかない私の地元では耳にしたことのない言葉ばかり。知り合いは初めて小田急線の急行に乗るとき、てっきり特急料金が別途かかるものと思い、友人2人とスーツケース片手に何本もの列車を見送ったという。あるあるゥー!
もちろんNAVITIMEを見ておけば、ルートごとの料金と種別ごとの停車駅が確認できるので、そのような心配は無用。また上記知り合いの例で言うなら、複数人での移動の場合、電車よりもタクシーを使った方が時間もお金も節約できることがある。
トータルナビ画面の「車ルート」で検索すれば、タクシー料金と所要時間も調べられる。タクシーでの移動が決まれば、そのまま東京無線アプリにジャンプしてタクシーを呼ぶことも可能。前もって料金の目安が分かっていれば、メーターにそわそわする必要もなくなるので安心だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月31日