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» 2016年06月24日 10時00分 UPDATE

ロボットならではのサービスが生まれた日――「R-env:連舞 ハッカソン」

ビジュアルプログラミング環境「R-env:連舞」を使って、ロボットがいる未来のサービスをデザインするハッカソン「R-env:連舞 ハッカソン」が、6月18日〜19日に東京・渋谷で開催。さまざまなロボットサービスが提案された。

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 最近、会話をする人型ロボットからロボット掃除機まで、さまざまなロボットが登場している。こうしたロボットが私たちの生活で活躍する未来のサービスをデザインすべく、NTTサービスエボリューション研究所(共催:CNR研究会、協力:iRooBO、ロボットスタート)が、「R-env:連舞 ハッカソンロボット“ならでは”のサービスをつくろう!」を、6月18日から19日にかけて東京・渋谷「FabCafe MTRL」で開催した。

5チームがR-env:連舞を使ってロボットサービスを開発

 R-env:連舞 ハッカソンは、NTT研究所が開発したビジュアルプログラミング環境「R-env:連舞(れんぶ)」を使って、ヴイストン製コミュニケーションロボット「Sota」やシャープ製のロボット型携帯電話「ロボホン(RoBoHoN)」、ロボット掃除機、センサーなど各種デバイスを連携させ、“ロボットならでは”のサービス開発を競うイベント。

 R-env:連舞は、ロボットやセンサー、各種ガジェットやアプリなどを組み合わせたサービスを、ブラウザ1つで簡単に開発・デバッグ・実行できるのが特徴。ブラウザ上のGUI画面から、R-env:連舞に接続された各デバイスのアクションや状態遷移図を作成することで、誰でも簡単にデバイス連携サービスを開発することができる。

R-env:連舞 ハッカソン 2日間でチーム全員が協力してロボットならではのサービスを作り上げた
R-env:連舞 ハッカソン ヴイストン製「Sota」やシャープ製「ロボホン(RoBoHoN)」、スフィロ製「BB-8」のほか、各種センサー、スイッチ、iPadなどが運営側で用意された。これらを組み合わせてサービスを作り上げる

 今回のR-env:連舞 ハッカソンでは、4〜6人からなる5チームが開発を行った。このハッカソンにはチームだけでなく個人でエントリーすることもでき、さまざまな職種、年齢の参加者が協力してサービスを作り上げた。今回は女性の参加が増えたことも目を引き、3チームで女性メンバーが活躍していた。参加費は無料で、食事やドリンクなども提供される。

 R-env:連舞に関する説明を受けた後、チーム単位でアイデアを出し合うアイデアソンを実施。そこでテーマを決めた後、ハッキングタイムがスタート。ハッキングの成果は翌日のプレゼンテーションで披露される。プログラミングはもちろん、サービス内容を分かりやすく説明するため、プレゼンテーションの練習にも力が入っていた。

R-env:連舞 ハッカソン ハッカソンに欠かせないスイーツやドリンクも完備
R-env:連舞 ハッカソン プレゼンテーションで披露するデモンストレーションを繰り返し試していた

2日間の成果をプレゼンテーション

 2日目の夕方にハッキングタイムが終了。その成果を、各チーム10分間のプレゼンテーションで、審査員や他の参加者に説明する。サービス内容を分かりやすく紹介するため、開発メンバー自らがユーザーになり切り、ときに笑いを誘う楽しいプレゼンテーションとなった。プレゼンが終わると、審査員から鋭いツッコミや質問が投げ掛けられ、和気あいあいとした中にも緊張感のある有意義な時間となった。

 こちらは、父親が娘の誕生日にお祝いムービーを作ってiPadやロボットと一緒に送り、娘の自宅でロボットが解説しながら見せてくれる「箱入り娘と箱贈り親父」サービス。家族の温かさが感じられる内容となった。

R-env:連舞 ハッカソン 「箱入り娘と箱贈り親父」サービス

 ロボットが会議やブレストをサポートする「協働」サービスでは、会議が活性化する音楽や映像を流したり、明かりを調整したりする。会議が終わった後はロボット掃除機が部屋を掃除する。

R-env:連舞 ハッカソン 「協働」サービス

 ロボットが女子の悩みを理解し、解決を手助けしてくれる「女子のお供ロボット」サービス。オプションで、恋人の好みや浮気の調査なども提供できるという説明に場内は騒然となった。

R-env:連舞 ハッカソン 「女子のお供ロボット」サービス

 人には言いにくい症状をロボットに話しかけ、医師の指示を受けられる「R-env2 テレヘルス」サービス。遠隔医療でロボットを活用したのが特徴だ。ライトは顔の表情を認識して色が変化する。

R-env:連舞 ハッカソン 「R-env2 テレヘルスサービス」

 1人で作る料理の面倒なことや寂しい気持ちをロボットが解決してくれる「R-envクッキング」サービス。料理中に音声操作や会話ができ、食事の準備ができるとBB-8が家族を呼びに行く

R-env:連舞 ハッカソン 「R-envクッキング」サービス

新規性、有用性、実現性、技術の高さ・完成度を審査

 審査員は、一般社団法人i-RooBO Network Forum 理事の宮下敬宏さん、女優の池澤あやかさん、慶應大学理工学部 情報工学科教授の今井倫太さん、北海道大学大学院 情報科学研究科教授の小野哲雄さん、奈良先端科学技術大学院大学 准教授の神原誠之さん、筑波大学大学院 システム情報工学研究科助教の大澤博隆さんが務め、新規性、有用性、実現性、技術の高さ・完成度の4つの観点で審査された。

 審査の結果、優秀賞にはTeam avata.のR-env2 テレヘルスサービス、最優秀賞にはチーム雅の箱入り娘と箱贈り親父サービスが選ばれた。優秀賞には1万円、最優秀賞には5万円がメンバー1人1人に贈呈された。チーム雅の雅さんは「メンバー全員が自分の特技を生かせた」と喜びを語った。

R-env:連舞 ハッカソン R-env2 テレヘルスサービスを開発したTeam avata.のメンバーと、審査員の池澤あやかさん。ロボットと医師を重ね合わせることで、ロボットに対して信頼感を生み出した点が評価された
R-env:連舞 ハッカソン 箱入り娘と箱贈り親父を開発したチーム雅のメンバーと、審査員の池澤あやかさん。「恥ずかしてくてメッセージを送れない父親の気持ちがロボットによって引き出された」「父親の気持ちを考えると涙が出てくるようなサービス」と評価された。

 審査員からは「どのチームのサービスも、よく作り込まれていた」と評価される一方で、「ロボットであることをもっと生かしてほしい」という要望も出た。プロでも開発が難しいとされるロボットのサービス。将来、新しいロボット関連サービスがたくさん出てくることを期待させるハッカソンだった。

R-env:連舞 ハッカソン
R-env:連舞 ハッカソン ハッカソン会場の下にあるカフェでドリンクやフード付きの懇親会が行われ、参加者と審査員、運営スタッフ全員で交流を深めていた

6月29日にハンズオンイベントも開催

 NTTサービスエボリューション研究所は、「“R-env:連舞”Innovation Hub」を開設し、ロボットやIoT機器などを組み合わせたデバイス連携サービスを体験できる、ハンズオンイベントを6月29日に開催する。場所はFabCafe MTRL(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2F)。参加費は無料で、Chromeが動作する無線LAN接続が可能なPCを持参する必要がある。興味がある人は、ぜひ訪れてほしい。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年7月7日