富士通コネクテッドテクノロジーズ(旧・富士通)とジャストシステムが共同開発した日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS(スーパーエイトックウルティアス)」も、arrowsには欠かせないものとなった。
Super ATOK ULTIASは、ATOK Passportのプレミアム会員(月額476円・税別)限定の「ATOK for Android [Professional]」と同等の機能を無料で使えることが大きな特徴だ。arrows SVでは、辞書を2016年の最新版に変更したほか、文字から数字や絵文字を予測変換できるようになった。また、数字・記号・絵文字の入力が統合・改善されており、より使いやすくなった。
外観レビューでも触れた通り、arrows SVには「ワンセグ」チューナーと、その受信用アンテナが内蔵されている。これは基本コンセプトを共有する先代の「arrows Fit F-01H」にはなかったものだ。
ただし、これは「エンターテインメント」としてではなく「安心の提供」という要素が強い。ワンセグに録画機能がないことにそれがよく表れている(視聴予約機能は備えている)。万が一の時の情報源として役に立つことも(テレビの電波塔・中継局が見通せる範囲にあるなら)あるだろう。
もちろん、通勤・通学途中の暇つぶしにテレビを見たいという人(通勤途中に意外と見かける)にもお勧めできる機能だ。
arrows SVはミドルレンジモデルながら、便利に使える機能がそこそこ用意されている。外観の質感の良さも相まって「永く使える」機種になりそうな予感もしている。
スマートフォンは「フォン」、電話としての機能も非常に重要だ。実は、arrows SVは電話機能にも力を入れている。今回の機能レビューとは別に、電話機能に絞ったレビューを近日中の掲載を目指して準備している。楽しみに待っていてほしい。
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