携帯電話を契約してから、ずっと電話番号を変えていない人にとっては、MNPができることは必須条件だろう。MVNOもほとんどがMNPに対応しているが、一方で、ネットで申し込むと、SIMカードが届くまでの間に“不通期間”が発生してしまうことがある。MVNO側で電話番号を切り替えてから、SIMカードを発送しているためだ。
この状況が改善されてきたのは、2015年のこと。ドコモがMVNOに対し、オンラインでのアクティベーション機能を提供し始め、各社がそれを続々と採用している。エキサイトモバイルもこの機能を採用した。「自宅でスマホ切替え」という名称で、サービスを提供している。
手順は至ってシンプル。まず、もともと使っていたキャリアで、MNPの予約番号を発行する。次に、エキサイトモバイルのWebサイトからSIMカードを申し込む。あとはSIMカードの到着を待てばいい。ただし、この状態では、SIMカードが開通していない。逆に言えば、MNP前のキャリアを使えるのだ。開通するには、SIMカード到着後に「自宅でスマホ切替え」のページにアクセスする必要がある。ここでアクティベートすれば、数時間で到着したエキサイトモバイルのSIMカードが利用できるようになる。
受付時間は9時から19時までの間。この時間内に開通手続きをすれば、当日中にエキサイトモバイルのSIMカードが利用可能になる。今まで使っていた電話番号がそのまま使えるため、友人、知人に、電話番号変更の連絡をする必要もない。
エキサイトモバイルは新しいキャリアのため、大手3キャリアのように広いエリアで使えるかどうかが心配という人はいるはずだ。都内で使えても、実家のある地方に帰ったときに、電波が届かないのではと思うこともあるだろう。だが、エリアに関しては全く心配する必要はない。
MVNOは、大手キャリアから回線を借りて事業を行っている。具体的には、基地局をそのまま借り、インターネットに出ていくための設備をMVNOが独自に持つ。つまり、エリアを左右する携帯電話の基地局については、大手キャリアと全く同じになるのだ。エキサイトモバイルの場合、回線はNTTドコモのものとなる。端末によってつかめる電波、つかめない電波があり、細かな違いはあるが、基本的にエリアはドコモと同等だ。地方に行ったからといって、つながらなくなるわけではない。
ただし、通信速度に関しては、MVNOとドコモを結ぶ接続点がボトルネックになることがある。ユーザーを詰め込みすぎてしまったり、この接続点が細かったりすると、ネットをするために十分な速度が出ないケースも。この速度を上げ、きちんと快適に使えるようにできるかが、MVNOの腕の見せ所といえる。
エキサイトモバイルに関しては、午前中に東京都渋谷区屋内にてiPhone 6sで速度を測定したところ、50Mbpsを超える速度が出ていた。夕方も同じ場所で計測したところ、3Mbps強と速度低下も見られたが、Webなどを読み込むには十分。波はあるが、通信がつながらないなど、極端に遅くなることはないため、使っていても不満は感じないはずだ。
先述の通り、エキサイトモバイルはドコモの回線を使っているため、ドコモのスマートフォンなら、SIMロックを解除しなくても、そのままエキサイトモバイルのSIMで通信ができる。もちろんiPhoneや、SIMロックの掛かっていないSIMロックフリー端末でも利用できる。
月額500円からなので予備のセカンド端末として運用する、月の通信量にムラがあるので最適料金プランを利用する、3枚コースや追加SIMを活用して家族で運用するなど、生活スタイルに合わせてさまざまな方法で利用できるのが、エキサイトモバイルの魅力。あなたもエキサイトモバイルに乗り換えてみてはいかがだろうか。
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提供:エキサイト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月31日