KDDI(au)と京セラが静岡県・伊東市で「au×TORQUEオーナーズイベント Vol 2」を開催。招待されたauユーザーら48人が、世界初の海水対応スマホ「TORQUE G02」を片手にイルカとのふれあいを楽しんだ。
KDDIは長期契約者を対象としたユーザーイベントに力を入れており、これまでもauのXperiaシリーズとTORQUEシリーズのユーザー向けイベントを行っている。TORQUEについては7月6日に続き今回が第2回目。しかも海中でも撮影できるTORQUE G02の魅力を体験してもらおうと、真夏のビーチでイルカと戯れるという今までにない内容となった。
会場となった「ドルフィン ファンタジー」は、関東近県でイルカと泳げるのが人気というスポット。参加者はウエットスーツに身を包み、伊東港にある専用の“いけす”にダイブして、人なつっこいイルカをTORQUEで撮影したり、背びれに捕まって一緒に泳ぐなどした。
イベントにはTORQUEの開発者らも参加し、開発秘話や普段は目にすることができない試作モデルやカットモデルを披露。北米市場向けを含む歴代の高耐久モデルも並び、ヘビーユーザーならでは使い方や不満、次期モデルに搭載してほしい機能といった要望などをユーザーとディスカッションする場も設けられた。
恒例(?)となった高耐久性のパフォーマンスも、砂まみれのTORQUEを高圧洗浄機「ケルヒャー」で洗浄したり、氷水が入った容器でTORQUEをシェイクしたりするなど、回を増すごとにエスカレート。TORQUEをアクリル板越しに踏む耐荷重デモでは、記念撮影をする参加者も多く見受けられた。
イベントを主催したKDDIの渡辺和幸氏は、「TORQUEならではの特別な体験を提供したいと思い、季節が夏のため海のイベントを企画しました」と話す。Xperiaユーザー向けのイベントではハイレゾを体験してもらうなどしてきたが、「ハードウェアの特徴をここまでアピールできるのはTORQUEならでは」だという。
イベントはメーカーとの二人三脚で運営しており、「われわれだけではできないことも多く、メーカーさんには大変ご協力いただいています」と渡辺氏。ユーザーイベントがユーザーと開発者をつなぐ貴重な場として認識され始めていると振り返り、「熱心なユーザーさんにとってスマホの開発者は憧れの存在。メーカーさんからは『うちの技術者にこんな価値があったとは……』と好評です。まだ検討段階ですが、イベントの対象機種を増やしていきたいですね」と明かした。
またTORQUE関連のイベントについても、「今回は夏の海だったので、冬に何かできればと考えています。いろいろアイデアが出てきて“妄想”している段階。とはいえ、さまざまな調整が必要で今は何も決まっていません」とのこと。第3回があるのは確実らしいので、TORQUEユーザーはぜひ楽しみにしていただきたい。
番号ポータビリティ(MNP)による新規ユーザーの獲得合戦が一段落したモバイル業界では、乗り換えをしない長期契約者へ熱い視線が注がれている。MNP向けのキャッシュバックなど、思い切った料金施策が難しくなったこともあり、家族割や電気料金などを組み合わせたセット割など、固定客を逃さない囲い込みが進んだ。今後は長期契約者向けの限定イベントなど、“ファン”を優遇してブランドイメージを強化する取り組みが一層進みそうだ。
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