子供の写真共有、iCloudやGoogleフォトより“家族アルバムアプリ”がオススメの理由(2/2 ページ)

» 2016年11月07日 15時55分 公開
[田中聡ITmedia]
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注意点は?

 家族アルバムでは写真のアップロードや閲覧、ダウンロードの際にデータ通信を行うので、毎月のプランで設定されているデータ通信量を消費することは留意しておきたい。特に写真や動画をまとめてアップロードすると、より多くの通信量を消費するので、アップロードはなるべくWi-Fi環境で実施したい。

iCloudやGoogleフォトを使う手も

 自分も家族もiPhoneユーザーで、アプリを使うのに抵抗があるというなら、iCloudの「写真共有」を使う手もある。

 まずは「設定」→「iCloud」→「家族」→「家族を追加…」で、ファミリー共有の家族を追加。次に写真アプリの「共有」→「ファミリー」にアクセスして「+」をタップ。共有したい写真を選んで「完了」を押せばOK。このファミリーフォルダに、ファミリー共有のメンバーが選択した写真が共有される。いいね!を押したりコメントを追加したりもできる。

家族アルバムアプリ家族アルバムアプリ ファミリー共有に家族を追加し、「ファミリー」フォルダに写真を追加していく

 ファミリー共有したメンバー以外でも見られるよう、アルバムのURLを送信することもできる。送信されたリンクをクリックすると、ブラウザから写真や動画を閲覧できる。Androidユーザーもブラウザから閲覧はできるが、当然写真や動画の追加はできず、新しい写真がアップされても通知は来ない。

 なお、iCloudの写真共有ではiCloudのストレージは消費しないが、保存件数は最大5000件という制限がある。

 GoogleフォトはiOSとAndroidどちらにもアプリが配信されており、双方が写真をアップロードできる。どちらかが「共有アルバム」を新規作成した後に、その共有アルバムに写真を追加していけば、写真が共有される。iCloudと同様、新しい写真がアップされると通知が来るほか、コメントを付ける機能、編集機能などもある。iCloudと違って容量無制限で保存できるのは大きな魅力だ。

家族アルバムアプリ家族アルバムアプリ Googleフォトでは「共有アルバム」を新規作成する(写真=左)。写真は追加した順に表示される(写真=右)

それでも家族アルバムアプリを勧めたい理由

 iCloudとGoogleフォトのどちらも、写真を共有できるメリットは家族アルバムアプリと同じだが、撮影日ではなく“アップされた順”に写真がたまっていくので、子供の成長を追いにくい。もちろん年齢や月齢を表示する機能もない。

 一方、家族アルバムアプリでは、撮影日ベースで写真が時系列で整理されていくので、子供の成長を把握しやすい。例えば2015年12月に撮影した写真を2016年11月にアップしても、ちゃんと2015年12月の写真として保存される。またiCloudの写真共有は5000枚の枚数制限がネックになる。

 子供の成長を時系列で振り返られる――。これが家族アルバムアプリを勧めたい一番の理由だ。

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