通常、平日の18時台は、ランチタイムに次いで通信が混雑しやすい時間帯。通信速度は「ランチタイムより少し速い」ぐらいに落ち着くことが多いのだが、結果はどうだろうか。
下り平均速度のトップはLTE NETだが、4.4Mbpsと昼より速度が若干落ちている。
2位はUQ mobileの平均4.27Mbpsとなった。「KDDI親子」は、そろって昼間より速度が低下したことになる。mineoは昼間から若干持ち直したものの、1.33Mbps止まりとなった。
Y!mobileも、ランチタイムより速度は落ちたものの、それでも下り平均10.66Mbps、上り平均10.53Mbpsと実用上まったく問題ない速度をキープしている。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 18:04 | 4.27 | 6.57 |
mineo | 18:09 | 1.33 | 1.91 |
au(LTE NET) | 18:00 | 4.4 | 4.14 |
Y!mobile | 18:13 | 10.66 | 10.53 |
横浜駅西口での計測は久々だが、au系サービスの通信速度が7月から大幅に落ちたことが大きなトピックだろう。下りの平均速度は10Mbpsを超えず、率直に言うとパッとしない結果だ。ただし、今までのことを振り返ると、数値上高速だからといって、ドコモ系サービスと比べて体感的に差があったかというと、そのような印象もない。今回の結果は、普段から横浜駅周辺でauのスマホを利用している筆者の実感に近い。11月以降のテストでどんな変化があるのか気になるところだ。
au純正のLTE NETと、KDDI子会社のUQ mobileは、実用上とくに問題のある速度ではないだろう。一方のmineoはある意味で「MVNOらしい」感じで、ランチタイムは明らかに苦手。混雑時間帯の利用はなるべく避けたいところだ。
そして、横浜駅西口での初計測となったY!mobileだが、常に安定して速度が出ている。下りと上りの速度差が小さいのも特長だ。Y!mobileは、先述の通りソフトバンクが運営しているためにMVNOサービスではないが、「格安の携帯電話サービス」を提供している点では、MVNOと同じ。気になった人は選択肢に入れると良いだろう。
10月のau系MVNOとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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