スマホ強化にこれ1台 モバイルバッテリーにもなるWi-Fiカードリーダーは買い?(1/3 ページ)

» 2016年12月17日 07時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 スマートフォンやタブレットが存在感を増すにつれ、これまでPCで使ってきた周辺機器を使いたいというニーズは高まりつつある。もっとも、それらの多くは有線接続なので、最低限の端子しかないスマホやタブレットとどのように接続するかがハードルとなる。

 そのハードルを越えられるアイテムの1つが、ラトックシステムの「REX-WIFISD1H」だ。メモリカードリーダーに分類される製品だが、USBストレージを接続できる機能などマルチな使い方ができる。実際にどのような機能を備えているのか、使い勝手も含めてチェックしていこう。

REX-WIFISD1H 製品本体。スマホ向けのモバイルバッテリー製品と同じような大きさだ。

USBメモリにも対応、モバイルバッテリーにもなる

 本製品は、スマホやタブレットからアクセスが可能なWi-Fi対応のSDメモリーカードリーダーだ。本体側面のSDメモリーカードスロットに、デジタルカメラなどで撮影した画像の入ったSDメモリーカードを挿入すると、専用アプリ「WiDrawer3(ワイドロワー3)」を用いて、スマホやタブレットからそれらの画像を閲覧したり、インポートしたりが可能になる。

 搭載された機能はこれだけにとどまらない。本体のUSBポートにUSBメモリや外付けHDD(最大2TB)といったストレージを接続すれば、その中のデータを読み取ることができる。データをスマホやタブレットに取り込みたい場合に役立つのはもちろんだが、わざわざPCを立ち上げなくても、ストレージの中に入っているデータをスマホやタブレットで確認できるというのはなかなか便利だ。

 また、PCとUSBケーブルで接続し、一般的なSDメモリーカードリーダーとして使うこともできる。前述のようにスマホやタブレットからはWi-Fiカードリーダーとして使えるわけだが、何らかのデータをSDメモリーカードに書き込みたい場合、本製品にSDメモリーカードをセットしたまま、PCとUSBケーブルでつなぐだけで読み書きが行えるわけだ。

 さらに、モバイルバッテリーとして使えるのも面白い。本製品はWi-FiのカードリーダーおよびUSBホストアダプターとして利用するためのバッテリーを内蔵しているわけだが、それをスマホやタブレットの充電用に転用できるのだ。出力は1Aまでという制限はあるが、3000mAhの容量があるので、スマホおよそ1台分はフル充電できる(具体的にどこまで充電できるかはスマホによる)。

REX-WIFISD1H 従来モデル「REX-WIFISD1X」に比べて25%小型化し、重量も10%軽くなった。本体サイズは67(幅)×104(奥行き)×14(高さ)mm、重量は約106gだ
REX-WIFISD1H 4型ディスプレイを搭載した「iPhone SE」との比較。カードリーダーとしては大柄だが、軽量なので常にバッグの中に入れたままでも存在を感じさせない
REX-WIFISD1H 側面にはSDメモリーカードスロットが搭載されている。製品ページによると最大512GBのSDXCメモリーカードで動作確認が取れているとのこと
REX-WIFISD1H 電源ボタン、Micro USBポート(充電およびPCとの接続用)、リセットボタン、USB Type-Aポートが(スマホ充電およびUSBストレージ接続用)が並ぶ
REX-WIFISD1H 上から見たところ。初回設定時に利用するNFCタグが中央にある。その上にはバッテリー残量やWi-Fiの接続状況を示すLEDが並ぶ
REX-WIFISD1H LEDはステータスにより、色および点灯、点滅が変化する。バッテリーの残量通知のみ、点滅のパターンで見分けるのは困難なので、一般的なインジケーター方式にしてほしかったところ
REX-WIFISD1H SDメモリーカードを挿入したところ
REX-WIFISD1H USBメモリをUSBポートに装着したところ
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