「スタビライザー」を使って撮った動画を「iMovie」で編集してみよう荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

» 2017年01月27日 15時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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iMovieで編集してみよう

 今回は、上のような動画をいくつかと通常速度の動画を撮ったのだが、そのままだと見せられるものにはならない。

 DJI GOにも簡単な編集機能はあるが、機能的に弱い。そこで、動画編集アプリの出番なのだ。

 その前に、編集の下準備をしよう。まず、DJI GOからフォトライブラリに動画を書き出す。手順としては、以下の通りだ。

  1. 「オリジナルビデオ」から動画を選び、前後をトリムして「保存」する
  2. 保存した動画が「動画を作成します」というところに保存した動画が並んだことを確認
  3. それらをまとめて「デバイスに保存」してフォトライブラリに書き出す
動画の切り出し 「オリジナルビデオ」から動画を選んで、前後をトリムして「保存」して……
並んだ動画 「動画を作成します」というところに並ぶ保存動画を選択して……
デバイスに保存 選んだ動画をまとめて「デバイスに保存」する

 書き出したら、後は編集。動画編集アプリはいろいろあるけれども、誰でもさっと使えるものといえばApple純正の「iMovie」だ。

 ということで、今回はiMovieを使って動画編集をするのである。まず、iMovieを起動して「新規プロジェクト」を作成する。「プロジェクトの作成」(「+」アイコン)をタップすると、「ムービー」を作るか「予告編」を作るか聞かれる。まあ、ここはムービーを選択。

新しいプロジェクト 「+」アイコンをタップして新しいプロジェクトを作る

 次に、使う素材をダダダッと選んでプロジェクトを作っていく。各クリップの長さを調節したり、途中で分断して2つに分けたりして調節をしよう。

 「プロジェクト設定」から「テーマ」を選択して「テーマ曲」のスイッチを入れると、そのテーマに合った音楽を自動的に付けてくれる。もちろん、自前の音楽を付けることもできる。今回は「旅行」テーマの音楽を流用して動画を作ってみることにする。

プロジェクト設定 プロジェクト設定から「テーマ」を選択すると、それに合った音楽を自動挿入することもできる
使う素材を放り込む 使う素材を順番に放り込む。クリップごとの長さの調節(トリム)は両端をドラッグして行える
長いときは分割もできる 1つのクリップが長い場合は、適当な所でハサミアイコンをタップしてで2分割し、分割後のクリップを調節すればOK
トランジションを挿入 クリップとクリップの間には、適当なトランジション(遷移)を入れると良い

 通常の速度で撮ったクリップは、そのまま使うとタイムラプスで撮った映像と速度差がありすぎる。そこで、等速クリップの再生速度を変えると違和感が少なくなる。

 iMovieでは、クリップの再生速度を「8分の1倍速」から「2倍速」までの12段階に調整できる。今回は通常速度のクリップだけ「2倍速」で再生するように調整した。

等速クリップを2倍速に 等速クリップを2倍速に

 最後に、タイトルを付けて完成だ。

タイトルを付けて完成 タイトルを付けて完成

 さて、出来上がった動画はどんなものか。こんな感じだ。

完成した動画

 ラストで拝殿にズームインしてるけれども、これはデジタルズーム。Osmo Mobileで人差し指のトリガーを押しながらジョイスティックを動かすことでズーミングできる。これは便利。

 ナレーションを追加したり、オリジナルのBGMを用意したりすると、本格的な動画に仕上がる。

 そういう時代なのだなあ……。

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