夕方の測定も27日(金)。ドコモ編でもお伝えしたように、金曜日、新年会の時期、暖かかったこともあり、周辺は大変な混雑。通信速度も落ち、ランチタイムよりは良いとはいえ、それでもドコモ編ではMVNOの6サービスが下り平均0Mbps台となった。au系も若干の影響があった。
ここでもUQ mobileがトップに躍り出た。ただし下り平均12.71Mbpsなので午前とランチタイムよりは速度が落ちている。前回とほぼ同じくらいの速度だが、その前の11月は50Mbpsだったので、その差が気になるところ。
2位のLTE NETは下り平均10Mbpsを切って8.04Mbps。3位のIIJmioは5.67Mbps、mineoは下り平均0.64Mbps。混雑時にMVNOは弱いとはいえ、やはり1Mbpsを切っているとつらい印象だ。
上りの速度は比較的安定しており、ここではトップにIIJmioが平均7.55Mbps、LTE NETとUQ mobileが平均4Mbps台、mineoが2.7Mbpsだった。これは12月と同じ傾向だ。
Y!mobileも夕方には速度が大きく落ち、下り平均10.47Mbps、上り平均5.24Mbpsとなっている。前回は下り25Mbps台、上り38Mbps台なので見劣りするが、まだ実用上問題ない速度だろう。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 18:00 | 12.71 | 4.44 |
mineo | 18:03 | 0.64 | 2.7 |
IIJmio | 18:03 | 5.67 | 7.55 |
au(LTE NET) | 18:00 | 8.04 | 4.93 |
Y!mobile | 18:06 | 10.47 | 5.24 |
au系は通信速度が全体的に遅くなっている。ただUQ mobileは常に下り平均10Mbps以上を維持。UQ mobileは下りの通信速度では、前々回(2016年11月)が3回のテストでトップ、前回(2016年12月)は2回トップ、今回も3回ともトップ。わずかな差ではあるものの、常にauのLTE NETを抑えて首位を走っている。このように本家auと肩を並べる速度を出していることは、特筆に値する。
前回と同じくIIJmioは安定感のある速度を保ち、mineoは混雑時に非常に弱い。最高速度は落ちているが、各サービスの傾向はあまり変わっていないといえる。
Y!mobileは午前中とランチタイムで非常に速く、夕方に速度が落ちたものの、それでも体感的に遅く感じることはなさそう。ストレスなく使える格安サービスといえる。
1月のau系MVNO&Y!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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