実際に修理に出したとして、修理が完了し、再びスマホがユーザーに戻ってくるまで、何日くらいかかるのだろうか。
前述した通り、直接持ち込みの場合は即日で戻ってくる場合もあるが、郵送や宅配便による発送、家電量販店経由の場合、スマホを手放してから再び受け取るまで「1〜2週間」が目安だ。
最も早く戻ってくる可能性がありそうなのは、故障品到着後1〜2営業日で発送するというFREETELだが、これは修理ではなく「交換」だから。ユーザーが発送してから修理済み製品を受け取るまでの日数は、最短3〜4日となりそうだ。
他のメーカーもユーザーからの故障品到着後、2〜6営業日、1週間程度で修理を終え発送となるようだ。ただしgooのスマホのみ、故障が軽微な場合でも2週間程度かかる。
ただ、実際は宅配便の集荷・集配時間、受け取るタイミング、そして地域により、都合よくはいかないだろう。
例えばASUSやシャープ、富士通では、サポートセンターへの連絡後、指定日時に専門業者が受け取りに来る。Motorolaではサービスセンターから端末発送用のキットが送られてくる。こういったサービスはうれしい反面、ユーザーの都合もあるため即発送することはできない。
一方、残り5社のユーザーは「こん包」を自分でしなければならないので、こん包材がないと発送にまごつくかもしれない。
もちろん「見積もり確認」に時間がかかり、見積もりの金額を承諾しないままでいると、メーカーは修理を進められないため時間がさらにかかる。例えばシャープでは見積もり確認の回答が来たあと、修理にかかる日数は「平均3日程度」とのこと。メーカーの「繁忙期」や「故障内容」「修理部品の在庫状況」によって数日〜10日程度伸びる可能性もあるようだ。
ASUSでは修理状況をスマホのアプリ「My ASUS」やWebサイトで確認できるようにしており、こういったサービスが用意されていると「待つストレス」もだいぶ緩和されるだろう。
次回は補償サービスについて触れる。
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