分解したXperia XZ Premiumで内部構造の工夫も紹介。Motion Eyeカメラシステムや4K HDRディスプレイを搭載するためのエンジニアの努力が詰まっていた。
背面とディスプレイにはCorningの最新版「Gorilla Glass 5」を採用した。上の写真で、左から2番目のケースに貼られている黒いシートはグラファイトシート。4K HDRディスプレイの熱を効率的に逃すため、端末のほぼ全面に貼られている。
右から2番目のパーツの右上に、端末とほぼ同じ厚みのMotion Eyeカメラシステムがある。左側にあるインカメラは1300万画素もあるので大きい。その下方にある白い少し厚みのある四角い部分がQualcommのプロセッサだ。このプロセッサとMotion Eyeカメラシステムが大きな熱源となっているので、2つを離して配置している。バッテリーは端末全体に行き渡るように大きく取ることによって、高性能のカメラと4K HDRディスプレイを搭載しながら、スリムな端末に仕上げることができたという。
また、右の最下部にある大きめの箱はスピーカーボックス。その脇にあるオレンジの線は、実はアンテナ。LTE Category16に対応したことで、たくさんのアンテナを搭載しなくてはならないが、いかに効率的に、かつルールを守ってアンテナを張り巡らせるかがエンジニアの腕の見せ所だ。スピーカー周りにアンテナを配置しつつ、音が悪くならないように工夫しているという。
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