18時台はちょうど退勤時間と重なるので、ランチタイムほどではないが、午前よりもトラフィックが混雑している。下りの速度は、サービスによって大きな差が出た。トップはmopera Uの13.34Mbpsで、本家ドコモの面目躍如といったところ。次いでLINEモバイル(12.85Mbps)、DTI SIM(12.23Mbps)が続く。
ワーストはやはり0 SIM(0.15Mbps)で、3つの時間帯全てで下り0Mbps台となった。他に使い放題の「U-mobile PREMIUM」も0.66Mbpsと不調だった。
上りは大きな差がなく、2Mbps〜6Mbps台とまずます安定していた。トップはBIGLOBE SIMの6.98Mbpsで、エキサイトモバイル(5.61Mbps)とFREETEL SIM(5.39Mbps)が続く。ワーストはnuroモバイルの2.91Mbpsだった。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
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IIJmio | 18:02 | 3.29 | 3.92 |
OCN モバイル ONE | 18:05 | 2.23 | 4.25 |
BIGLOBE SIM | 18:08 | 1.49 | 6.98 |
b-mobile(おかわりSIM) | 18:11 | 1.96 | 2.66 |
LINEモバイル | 18:14 | 12.85 | 4.76 |
楽天モバイル | 18:17 | 6.7 | 3.94 |
NifMo | 18:20 | 1.96 | 4.13 |
ロケットモバイル | 18:22 | 1.54 | 2.74 |
FREETEL SIM | 18:25 | 6.27 | 5.39 |
DMM mobile | 18:27 | 1.82 | 4.72 |
U-mobile PREMIUM | 18:30 | 0.66 | 3.1 |
Wonderlink(LTE I) | 18:28 | 2.3 | 4.14 |
Wonderlink(LTE F) | 18:30 | 3.02 | 4.92 |
mineo(Dプラン) | 18:00 | 2.83 | 3.95 |
DTI SIM | 18:06 | 12.23 | 3.53 |
0 SIM | 18:09 | 0.15 | 3.25 |
イオンモバイル | 18:15 | 1.9 | 3.31 |
エキサイトモバイル | 18:20 | 2.27 | 5.61 |
nuroモバイル | 18:23 | 1.52 | 2.91 |
ドコモ(mopera U) | 18:22 | 13.34 | 4.91 |
2月は本家ドコモのmopera UとMVNOの速度に大きな差が出ず、速度も下り20Mbps台が最速。多くの企業が集まるビル内ということで、これまで計測した横浜駅よりも条件は悪いようだが、MVNOがmopera Uを上回った時間帯も多く、相対評価ではMVNOが健闘したといえる。ちなみに8月にアイティメディア社内で計測したときも、最速は10Mbps台と苦戦した。
特に注目したいのがLINEモバイルと楽天モバイル。12時台でも速度は落ちず、平均で6〜10Mbps台をキープ。「スピードテストアプリでの計測」という前提ではあるが、安定した速度が出るサービスだ。
0 SIMは、3カ月連続で午前、午後、夕方の下りが0Mbps台という不名誉な記録を更新。何度か記録した0Mbps台前半の数値は、速度制限が適用された状態と変わらない。500MBまで無料という低価格のため、割り切ってあえて帯域の増強を抑えているのかもしれないが、せめて下り1Mbps以上は出るよう改善を求めたい。現状のままではサブ回線として使うのもつらそうだ。「0円」の0 SIMが「0Mbps」の0 SIMというのでは笑えない。
上りは1Mbpsを割ったサービスはなく、SNSのアップロードを頻繁にするという人は、どのサービスでもおおむね満足できそうだ。
各サービスの傾向をまとめると以下の通り。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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