今日から始めるモバイル決済

今日から始める「Apple Pay」生活 iPhone 7/7 PlusでSuicaを使う方法初期登録からタッチ&ゴーまで(3/4 ページ)

» 2017年05月12日 14時03分 公開
[房野麻子ITmedia]

Suica定期券を登録する

 乗車駅、降車駅のどちらかがJR東日本のSuicaエリア内であれば、Apple Pay Suicaで定期券も利用できる。Suicaカードを読み取って登録する方法のところでも紹介したが、通勤・通学(大学・専門学校生用)Suica定期券なら同様に読み取って登録することが可能だ。

 Suica会員登録をしていれば、Suicaアプリで定期券を新規購入・継続・払い戻しできる。ただし、通学定期券(大学・専門学校生用)を新規発行する場合は、「通学定期券予約申込書」を記入、プリントアウトして、学校で発行してもらった「通学証明書」と一緒にコールセンターに郵送するなど手間がかかる。通学定期券は駅で普通に発行してもらい、iPhoneで取り込んで使う方が簡単なようだ。年度内であればSuicaアプリで継続購入ができる。

 一方、通勤定期券はSuicaアプリで比較的簡単に新規発行できる。アプリを開き、Suica一覧で画面右上の「+」ボタンをタップして「Suica定期券」メニューにアクセス。Suica定期券の名称を入力し、利用するクレジットカードを登録。経路や使用開始日(14日前から指定できる)、期間などを設定し、決済する。買い物で使う電子マネーのチャージも行える。

 また、すでにApple Payに登録されているSuicaを選択し、定期券情報を追加することも可能だ。

Apple Pay SuicaApple Pay Suica Suicaアプリを開き、Suica発行画面で「Suica定期券」を選択。その後、Suicaの名称や決済のクレジットカードを選択する(写真=左)。経路を選択。出発駅にJR東日本の駅を入力する。「次へ」をタップすると経路候補から選択できる(写真=右)
Apple Pay SuicaApple Pay Suica 使用開始日、期間を選択。14日前から購入できる(写真=左)。定期券情報を確認し、選択した決済のボタンをタップすれば定期券が発行される(写真=右)

 以上のような方法でSuicaをiPhoneに登録したら、iPhoneをかざして改札を通過できる。ただ、SuicaカードやAndroid端末・フィーチャーフォンのモバイルSuicaと違って、Apple Pay SuicaはiPhoneに電源が入っていないときや、iPhoneのバッテリーが切れてしまったときは利用できない。改札内でiPhoneのバッテリーが切れたときは、改札窓口に申し出ることになるので注意したい。

 また、改札の読み取り機にはiPhoneの先端部分をかざそう。iPhoneケースにSuicaカードを入れていたときのクセで背面を当ててしまうと、読み取りエラーになることもあるようだ。

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