もう1つ、後からレタッチする上でお勧めのアプリを。この連載でも何度か紹介しているGoogleの「Snapseed」である。
Snapseedの基本的な使い方はもう何度かやっているので、アプリの起動や画像を開くところはスルーして、いきなり編集する所からやってみる。
Snapseedは実に多彩なアプリである。以前に紹介したときは「ツール」と「フィルタ(フィルター)」を使ったが、最近のアプリのバージョンアップで「顔」がフィルターの1つから機能カテゴリに“昇格”した。これを使うのである。
顔カテゴリには、従来の顔フィルターに相当する「補正」と、新たに加わった「ポーズ」が用意されている。
元の画像はこれ。「窓の外が明るいせいで顔が暗く写ってしまった」というパターンだ。
まずは補正を使う。使い方は以前の顔フィルターと同じ。画面下部の一番右のカード風のアイコンを選ぶとプリセットパターンを使って補正できる。真ん中のスライド風のアイコンを選ぶと顔の強調具合(明るさ)、肌の滑らかさ、目の明瞭さを細かく調整できる。
以前の連載では詳しく紹介しなかったが、一番左側の顔型のアイコンをタップすると肌の色を調整できる。選択肢は「青白」「色白」「普通」「褐色」の4択だが、そこまで極端に変化するわけではない。
で、こうなった。
元の写真と比べてみると違いは一目瞭然。顔がかなり明るくなった。
後は、他のレタッチ機能と組み合わせて良い感じに仕上げよう。
もっと遊びたいときは、新たに加わったポーズを選ぶべし。この機能を簡単に説明すると、「顔のバランスをいじっちゃう機能」である。
左のスライドアイコンをタップすると「瞳孔サイズ」「スマイル」「レンズ焦点距離」の3項目を補正できる。瞳孔サイズはその名の通り、目の瞳孔をより大きく見せるときに使う。スマイルは、口元の形を調整したいときに使う。レンズ焦点距離は、顔の立体感を調整したい時に使う。
右の顔アイコンをタップすると、顔の向きを微調整できる。これがなかなか面白いので、動画でどうぞ。
Snapseedに顔専用のレタッチ機能がついたのは最近のこと。気づいてない人もいるかもしれない。けっこう面白いのでぜひあれこれ試してみるべし。
(撮影協力:横浜クルージング)
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