“機種変更しないauユーザー”は新料金プランに変更すべきなのか?(2/2 ページ)

» 2017年08月15日 08時35分 公開
[田中聡ITmedia]
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Qua Phone PX:通話プランを安くすれば、多くのケースで新プランがお得に

 続いてQua Phone PXの結果を見ていこう。Qua Phone PXの場合、毎月割が1027.8円(税込1110円)で、Galaxy S7 edgeよりも889円安い。そのため、旧プランの恩恵はGalaxy S7 edgeほどではなく、毎月割がなくなるダメージも相対的には低い。

 新旧プランどちらもスーパーカケホの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GBか30GBなら新プランの方が安くなる。

 旧プランがスーパカケホ、新プランがシンプルの場合、ピタットプランの5GBまでを除き、全て新プランの方が安くなる。

 新旧プランどちらもカケホの場合、1GBまでのみ新プランの方が安く、他は全て旧プランの方が安くなる。

 旧プランがカケホ、新プランがスーパーカケホの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GBか30GBなら新プランの方が安くなる。

Qua Phone PX(旧:スーパーカケホ→新:スーパーカケホ)
月額料金 分割払い 毎月割 合計 同じ容量の新旧差額
auピタットプラン 〜1GB 3480円 2000円 5480円 −1420円
〜2GB 4480円 2000円 6480円 −691.2円
〜3GB 5480円 2000円 7480円 +308.8円
〜5GB 6480円 2000円 8480円 +1308.8円
〜20GB 7480円 2000円 9480円 +507.円
auフラットプラン 20GB 6500円 2000円 8500円 −472.2円
30GB 8500円 2000円 1万500円 −472.2円
旧プラン 1GB 4900円 2000円 6900円 +1420円
3GB 6200円 2000円 −1027.8円 7171.2円 −308.8円
5GB 7000円 2000円 −1027.8円 7972.2円 −507.8円
20GB 8000円 2000円 −1027.8円 8972.2円 −507.8円、+472.2円
30GB 1万円 2000円 −1027.8円 1万972.2円 +472.2円
端末価格 4万8000円
※新プランの〜2GBは、旧プランの3GBと比較。

Qua Phone PX(旧:スーパーカケホ→新:シンプル)
月額料金 分割払い 毎月割 合計 同じ容量の新旧差額
auピタットプラン 〜1GB 2980円 2000円 4980円 −1920円
〜2GB 3980円 2000円 5980円 −1191.2円
〜3GB 4980円 2000円 6980円 −191.2円
〜5GB 5980円 2000円 7980円 +7.8円
〜20GB 6980円 2000円 8980円 −7.8円
auフラットプラン 20GB 6000円 2000円 8000円 −972.2円
30GB 8000円 2000円 1万円 −972.2円
旧プラン 1GB 4900円 2000円 6900円 +1920円
3GB 6200円 2000円 −1027.8円 7171.2円 +191.2円
5GB 7000円 2000円 −1027.8円 7972.2円 −7.8円
20GB 8000円 2000円 −1027.8円 8972.2円 −7.8円、+972.2円
30GB 1万円 2000円 −1027.8円 1万972.2円 +972.2円
端末価格 4万8000円
※新プランの〜2GBは、旧プランの3GBと比較。

Qua Phone PX(旧:カケホ→新:カケホ)
月額料金 分割払い 毎月割 合計 同じ容量の新旧差額
auピタットプラン 〜1GB 4480円 2000円 6480円 −992.2円
〜2GB 5480円 2000円 7480円 +7.8円
〜3GB 6480円 2000円 8480円 +1308.8円
〜5GB 7480円 2000円 9480円 +1507.8円
〜20GB 8480円 2000円 1万480円 +1507.8円
auフラットプラン 20GB 7500円 2000円 9500円 +527.8円
30GB 9500円 2000円 1万1500円 +527.8円
旧プラン 2GB 6500円 2000円 −1027.8円 7472.2円 −7.8円
3GB 7200円 2000円 −1027.8円 7171.2円 −1308.8円
5GB 8000円 2000円 −1027.8円 7972.2円 −1507.8円
20GB 9000円 2000円 −1027.8円 8972.2円 −1507.8円−527.8円
30GB 1万1000円 2000円 −1027.8円 1万972.2円 −527.8円
端末価格 4万8000円
※新プランの〜1GBは、旧プランの2GBと比較。

Qua Phone PX(旧:カケホ→新:スーパーカケホ)
月額料金 分割払い 毎月割 合計 同じ容量の新旧差額
auピタットプラン 〜1GB 3480円 2000円 5480円 −1992.2円
〜2GB 4480円 2000円 6480円 −992.2円
〜3GB 5480円 2000円 7480円 +308.8円
〜5GB 6480円 2000円 8480円 +507.8円
〜20GB 7480円 2000円 9480円 +507.8円
auフラットプラン 20GB 6500円 2000円 8500円 −472.2円
30GB 8500円 2000円 1万500円 −472.2円
旧プラン 2GB 6500円 2000円 −1027.8円 7472.2円 +992.2円
3GB 7200円 2000円 −1027.8円 7171.2円 −308.8円
5GB 8000円 2000円 −1027.8円 7972.2円 −507.8円
20GB 9000円 2000円 −1027.8円 8972.2円 −507.8円、+472.2円
30GB 1万1000円 2000円 −1027.8円 1万972.2円 +472.2円
※新プランの〜1GBは、旧プランの2GBと比較。

まとめ:新旧どちらが安いかは「端末代」と「毎月割」次第

 2機種の結果を比べると、Qua Phone PXの方が、Galaxy S7 edgeよりも新プランが安くなるケースが多いことが分かる。特にスーパーカケホからシンプルに変更する場合は、ほぼ全てのケースでQua Phone PXの新プランが安い。これは、Qua Phone PXの方が端末代金(割賦代金)が安いことが影響している。端末代金が安ければ、新プランでの負担もおのずと減り、同じデータ容量の料金自体は新プランの方が安いため。

 Galaxy S7 edgeは毎月割が高いため、旧プランの方が安くなりやすい。裏を返せば、毎月割が終われば、Galaxy S7 edgeは新プランの方が安くなる。今回のケースで旧プランの方が安いときの新旧プランの差額は、最大で1397円。Galaxy S7 edgeの毎月割は1917円なので、毎月割がなくなれば、全てのケースで新プランの方が安くなる。

 一方、Qua Phone PXは毎月割が少ないため、毎月割がなくなっても、旧プランの方が依然として安いというケースもある。例えば、データ容量3GB、5GBで新旧プランどちらもカケホの場合だと、差額はそれぞれ−1308.8円、−1507.8円で、毎月割の1027.8円を加えても、まだ旧プランの方が安い。

 ここまでのシミュレーション結果から、見えてきたことをまとめたい。

  • 毎月割が高い機種ほど、新プランは安くなりにくい
  • 毎月割がなくなれば、新プランの方が安くなりやすい
  • より安い通話プランに変更すれば、新プランの方が安くなりやすい
  • 新旧プランどちらが安いかは「端末代」と「毎月割」によって変わるので、自分の機種でシミュレーションするのがよい

 ちなみに、KDDIでは料金プランは「税別」、端末代金と毎月割は「税込」で表記しているため(請求書の表記もなぜかバラバラ)、料金プラン+端末代込みで計算をする場合、税別か税込かのどちらかに統一する必要があるので注意したい。

関連キーワード

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