夕方の測定も27日に実施した。通常、夕方はランチタイムよりも通信速度が改善する傾向にある。ドコモ回線を使ったサービスでは、一部を除いて下り平均速度は改善した。au系サービスやY!mobileはどうなったか。
au系サービスの下り平均速度トップはau純正のLTE NETで平均20.84Mbps、2位はUQ mobileで同じく12.32Mbpsなった。これらのサービスはよく見るとランチタイムよりも速度が低下しているが、これだけの速度が出ていれば実用上は気にならないだろう。
あとのau系2サービスについては昼間から持ち直したものの、IIJmioは下り平均1.47Mbps、mineoは同じく0.43Mbpsなので「速い」というほどでもない。au系サービスの上り平均速度は各サービスともに2〜3Mbps台で大差なかった。
この時間帯のトップは上下ともにY!mobile。下り平均23.58Mbps、上り平均4.8Mbpsと良好な結果を残した。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
mineo(Aプラン) | 18:00 | 0.43 | 2.84 |
UQ mobile | 18:00 | 12.32 | 3.43 |
IIJmio(タイプA) | 18:00 | 1.47 | 2.08 |
au(LTE NET) | 18:00 | 20.84 | 3.34 |
Y!mobile | 18:05 | 23.58 | 4.8 |
相変わらず、UQ mobileはau純正のLTE NETとほとんど変わらないか、より速い通信速度を維持している。MVNOとは思えない快適な速度だ。
一方、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)は午前中から速度が遅く、「高速」とはいい難い状況だ。もっとも、ドコモ回線を使ったMVNOサービスでは時間帯を問わず下り平均1Mbps未満というサービスもある。そのことを考えると悪くないともいえるが、使う側としては速度の向上を期待したいところ。
Y!mobileはau系ほど速度が大きく上がることも下がることも無く、常時下り平均10Mbps以上を期待できるので、ユーザーとしては安心できそう。
ドコモ編と同じく、上りの通信速度はau系、Y!mobileもほとんど「低速安定」だった。ただし、ドコモ系サービスと比べると速度は高めだ。
7月のau系サービスとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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