今までとはどこが違う? 「iPhone X」の特徴をおさらい(2/2 ページ)

» 2017年10月30日 18時20分 公開
[井上翔ITmedia]
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特徴3:顔認証「Face ID」

 ほぼベゼルレスのデザインを採用したiPhone X。その影響で、従来の「Touch ID」(ホームボタン兼指紋認証センサー)は搭載されていない。その代わり、新たに「Face ID」という顔認証が搭載された

 Face IDは、通常のインカメラとは別に設けられた「TrueDepthカメラ」を使って認証を行う。TrueDepthカメラは「赤外線カメラ」「投光イルミネーター」「ドットプロジェクタ」の3点から構成されている。これらを使って顔の「深度マップ」と「赤外線イメージ」を作成し、そのデータを登録済みのデータと照合する仕組みだ。

 単純な「顔認証」の場合、顔写真で認証をすりぬけてしまう可能性が高いが、Face IDでは深度マップと赤外線イメージを併用することでそのリスクを回避している。また、目が閉じていることを検知すると認証を通過させないようになっているため、「寝ている間に……」という事もない。

TrueDepthカメラ TrueDepthカメラは「赤外線カメラ」「投光イルミネーター」「ドットプロジェクタ」から構成

特徴4:インカメラでも「ポートレートモード」に対応

 iPhone Xのインカメラは、iPhone 8/8 Plusと同様に700万画素センサーとF2.2レンズの組みあわせだ。しかし、iPhone Xではインカメラでも「ポートレートモード」を利用できる

 インカメラでのポートレートモードは、先述のTrueDepthカメラを活用することで実現している。アウトカメラだけではなく、インカメラでも背景にボケ味のあるい良い写真が撮れるのだ。

インカメラでもポートレートモード TrueDepthカメラを活用することで、インカメラでもポートレートモードに対応

 TrueDepthカメラを活用した機能としては、アニメーションや抽象画の中に自撮りした自分を違和感なく合成する「セルフィーシーン」や、顔の表情に合わせて絵文字の表情を変えられる「アニ文字」もある。

アニ文字 顔の表情に合わせて絵文字の表情も変わる「アニ文字」も、iPhone Xならではの機能
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