トーンモバイルは、端末の企画・設計も自社で行っているのが特徴だ。SIMロックフリー端末を別途用意しなければならない他のMVNOとの大きな違いといえる。基本的に選択肢は1つだが、より価格の安い過去モデルの販売も継続している。現在は主力モデルが「TONE m17」、スタンダードモデルが「TONE m15」という位置付けだ。端末代は、仮に24回払いで計算すると、「TONE m15」の場合で825円。「TONE m17」でも1500円で済む。基本料金の1000円と合わせても割安だ。
最新モデルの「TONE m17」は、頑丈なスマホを作ることで定評のある富士通と共同で開発したモデル。米国防総省の調達基準であるMIL規格の23項目に準拠しており、落としても壊れにくく、傷が付きにくい端末に仕上がっている。さらに泡ソープで洗えるため、万が一汚れてしまっても、清潔さを保てる。スマートフォンは長く使うものだけに、“壊れにくい”という特徴は評価できる。子どもが乱暴に扱ったり、テーブルから落としたりしても安心。キッチンで使えたり、急な雨に降られても大丈夫だったりと、利用シーンも広がるはずだ。
さらに、「TONE m17」はおサイフケータイやワンセグにも対応する。海外メーカーが主流のSIMロックフリースマートフォンは、この両方に対応した機種が極めて少ない。おサイフケータイがあれば、iDやモバイルSuicaなどでの支払いが可能。プリペイド型の電子マネーが充実しているのもうれしいポイントだ。ワンセグも、外出先でテレビを見たい人には欠かせない機能といえる。また、災害時などに、通信が混雑してしまっても情報を得られるため、トーンモバイルの売りである安心感にもつながる。
おサイフケータイ用に搭載されたFeliCaチップは、NFCも利用できる。トーンモバイルは、これを自社ならではの味つけに生かしている。その1つが「置くだけサポート」。端末をパッケージに置くと、そこに搭載されたNFCタグを読み取り、故障の診断が始まる。万が一自己修復ができない場合は、そのままサポートへ電話をかけることも可能だ。
ユーザーの習熟度に合わせて、ホーム画面を選べる機能も採用されている。「TONE m17」は、Android標準に近いホーム画面のほか、「TONEホーム」と呼ばれるホームアプリも内蔵。これに切り替えると、ボタン1つ1つが大きくなり、必要な機能が網羅されたUI(ユーザーインタフェース)に切り替わる。迷わず操作できるので、特に初心者にオススメだ。
さらに、先に挙げた「TONEファミリー」や、歩数に応じてTポイントを獲得できる「ライフログ」、写真を簡単な操作で印刷に出せる「TONEフォトプリント」といった、各種アプリも内蔵。買ってきてすぐに使える便利な機能が満載で、コストパフォーマンスが高い1台に仕上がっている。
MVNOというと、リアルな店舗が少なく、ネットでの販売が中心になっていると思われるかもしれないが、トーンモバイルはCCCグループだけに、全国のTSUTAYAに販売網を広げている。現在は約60店舗でトーンモバイルの契約が可能。店舗数も徐々に広がっている。
店舗ではスタッフに直接相談でき、上で紹介したTONE m17などの機種にも実際に触って試せる。自分で操作してみて、納得がいったら買えるというのは安心感がある。店舗ではMNPも受け付けており、電話番号の即日移行にも対応する。
最寄りにTSUTAYAがないという人にも、充実した購入手段が用意されている。オンラインはもはや当たり前だが、トーンモバイルは電話での受け付けにも対応。しかも、郵送だけでなく、渋谷と小倉では、店舗で受け取ることまでできる。こうしたきめ細かな対応ができるのは、サポートに力を入れ、実店舗が多いトーンモバイルならではの強みだ。
トーンモバイルは、垂直統合ビジネスのメリットを生かし、料金プランだけでなく、端末やサポートまで充実したMVNOといえる。通信品質にも不満はなく、プライベートからビジネスまで、TONE m17だけで十分使える。実際、トーンモバイルの石田宏樹社長は、TONE m17のみでプライベートからビジネスまで問題なく利用できているという。さらに、トーンモバイルで取ったアンケートでは、利用者の満足度は85%に上るという。
子どもやシニアを含めた家族での利用に向いているのはもちろんだが、節約志向のユーザーが1人で使うMVNOとしても、有力な候補になりそうだ。
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提供:トーンモバイル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2017年11月30日