これぞスマートフォンの最高峰! AIチップを搭載した「HUAWEI Mate 10 Pro」の真価(2/3 ページ)

» 2017年12月01日 10時00分 公開
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画像認識や翻訳処理に優れた、AI処理用の「NPU」を搭載

 スマホを快適に使うには、高性能なプロセッサが必要となる。Mate 10 Proでは新開発の高性能プロセッサ「Kirin 970」を搭載した。より高速かつ省電力になった8コアCPUと12コアGPUに加えて、新たにAI処理を高速に実行するNPU(Neural Network Processing Unit)を搭載した点が特徴だ。

 NPUの特徴は、大量の画像や言語の機械学習結果をもとに、画像認識や言語変換を高速かつ省電力に実行できる点だ。これまで、AI処理はネットを通じて専門のサーバに処理を任せる方法が主流だった。だが、Mate 10 ProはNPUを搭載しており、スマホだけでAI処理を高速に実行できる。

HUAWEI Mate 10 Pro NPU搭載により、AI処理をCPUより25倍速く、50倍省電力に実行できる。CPUの代わりにGPUに高速処理させる手段もあるが、AI処理に限ればNPUを利用したほうが圧倒的に高速だ

 NPUの活用シーンだが、Mate 10 Pro本体では後述するカメラのシーン認識やスマホの動作の最適化に利用している。

 標準搭載の翻訳アプリもNPU活用で使いやすくなった。各国語を音声認識し、ほぼリアルタイムの速度で翻訳してくれる。さらに、テキスト入力と写真撮影については、オフラインで翻訳することもできる。海外旅行時にネット接続ができなくなっても、Mate 10 Proで翻訳を利用できるのは心強い(音声を介した翻訳をするにはインターネット接続が必要)。

HUAWEI Mate 10 Pro 標準搭載のTranslatorアプリ。NPUのAI処理を活用し、認識した音声をほぼリアルタイムで別の言語に翻訳する

 普段のアプリやゲームで重要な、CPUとGPUの性能もチェックしよう。チップセットのKirin 970は8コアCPU(4コア×2.36GHz+4コア×1.8GHz)と、12コアGPUを搭載している。従来のP10 PlusやMate 9が採用するKirin 960と比べると、CPU性能が20%省電力化し、グラフィックのGPUコアは性能を約30%強化しつつも50%省電力化した。これにより、一部の高画質3Dグラフィックも比較的快適に動作するようになった。

 実際にAntutu Benchmarkで性能を計測したところ、総合スコアが17万点前後だった。他社の最新ハイエンドのAndroidスマホが総合16万〜17万点なので、ほぼ同等かそれ以上の性能を実現している。P10 Plusからは24%もスコアが向上した。項目別に見ると3Dは28%アップ、アプリの実際の動作を示すUXは38%も向上している。

 ストレージ性能もPC MarkのStorageで計測したところ、スコアで14559、読み込みで約650MB/秒とトップクラスの速度を記録した。実際、アプリの起動時間やインストールなどCPUよりもストレージの読み込みや書き込みが速度を左右する処理は、低価格帯のスマホト比べて体感でかなり高速だ。

 高画質かつ高い3Dグラフィック性能を求めるゲームとして「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」の動作も試したが、全画面の3D標準・高解像度設定で快適に動作した。

HUAWEI Mate 10 Pro Antutu Benchmarkの結果。総合17万点台とAndroidスマホトしてはトップクラスの性能を持つ
HUAWEI Mate 10 ProHUAWEI Mate 10 Pro PC MarkのStorageテスト結果。読み込みが約650MB/秒、書き込みが約204MB/秒とかなり高速だ

 バッテリーは大容量4000mAhのものを搭載。1日12時間ほど外出して、普段のスマホ利用と同じようにブラウザやSNS、ゲーム、カメラなどを利用したが、省電力性能もあってか約40%分しか消費できなかった。バッテリー持ちはヘビーユーザーでも1日どころか2日近く持つといっていい。

 SIMカードスロットは2基搭載し、両方とも4G VoLTE通話の待ち受けが可能な「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE Standby)」に世界初対応した。対応周波数帯も多く、国内で2つの電話番号を利用するのはもちろん、海外旅行で旅行用SIMや現地SIMを使いやすい。

HUAWEI Mate 10 Pro nanoSIMスロットを2つ搭載。DSDVにより、2枚とも4G LTEで通話待ち受けできる

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