18時からの測定は、ランチタイムよりも通信速度が改善する傾向にある。今回のドコモ編では下り平均速度が1Mbpsを下回ったのは5サービスだけだった。au系サービスとY!mobileはどうだったのだろうか。
au系サービスは、ドコモ系サービスとは違う傾向を見せた。
下り平均速度の1位はau純正のLTE NETだったが、10.49Mbps。2位はUQ mobileの平均7.9Mbps。両者ともに前回よりも落ち込んでおり、特に前回平均42.45MbpsだったUQ mobileは落ち込み幅が大きい。
ワーストは昼と同じくIIJmioで下り平均0.28Mbpsで、ワースト2位のmineoは平均0.38Mbps。両者ともにランチタイムより速度が落ち込んでいる。au系サービスは「夕方は昼よりも速い」の法則があてはまらないのだろうか……?
Y!mobileの下り平均速度は、前回とほぼ同じ8.94Mbpsだった。上り平均速度は全サービスともに1〜2Mbps台で、トップはLTE NETの平均2.16Mbps、ワーストはIIJmio平均1.55Mbpsで、ほとんど差が見られない。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
mineo(Aプラン) | 18:00 | 0.38 | 2.03 |
UQ mobile | 18:00 | 7.9 | 1.79 |
IIJmio(タイプA) | 18:01 | 0.28 | 1.55 |
au(LTE NET) | 18:00 | 10.49 | 2.16 |
Y!mobile | 18:05 | 8.94 | 1.7 |
10月はUQ mobileの活躍が目立った。11月も、午前中とランチタイムに純正サービスを引き離してUQ mobileが絶好調……だったが、夕方になるとLTE NETが純正ならではの底力を発揮した。
もっとも、今回の夕方の測定は全体的に速度が低めだった。mineoとIIJmioは毎回どうしても速度は遅めだが、ランチタイム、夕方ともに下り1Mbps未満というのはかなり厳しい。
Y!mobileは前回と似た傾向で安定感抜群。常に10Mbps前後が期待できそうだ。
11月のau系MVNO&Y!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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