以上で各審査委員の点数が出そろいました。合計すると以下の通りとなります。
結果、「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 2017」に輝いたのはAppleの「iPhone X」となりました。選考委員全員の得票を集め、「iPhone 6」以来の授賞を果たしました。
外観や機能面で保守的な傾向にあった昨今のiPhone。そんな中、その10周年を迎えるに当たり「Face ID(True Depthカメラ)」「有機ELディスプレイ」といった新機軸を積極的に取り入れたことが主に評価されました。
次点は、サムスン電子の「Galaxy Note8」。“道具”としての視点で語られることが多かったNote 8は、日本では3年ぶりとなるNoteシリーズの新端末であることや、Noteシリーズならではの「Sペン」の操作性の良さが主に評価されました。
3位は、ファーウェイの「HUAWEI Mate 10 Pro」でした。プロセッサに内包したNPU(Neural Prosessing Unit)を生かした各種機能や、Leica(ライカ)と共同開発したカメラ機能の改善が大きく評価されました。
2018年は、どのようなスマートフォンが私たちを楽しませてくれるのか――楽しみにしつつ、2017年の「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー」を締めくくりたいと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.