操作性やカメラの実力は? OPPOの日本初スマホ「R11s」レビュー(2/3 ページ)

» 2018年01月31日 13時30分 公開
[房野麻子ITmedia]

iPhone風のUIが使いやすい

 R11sはAndroid 7.1をベースにした「ColorOS」と呼ばれるOSを採用している。このOSの使い勝手がiPhoneに非常によく似ている。アプリはインストールするとデスクトップ(ホーム画面)に追加されていき、Android標準にあるアプリ一覧画面がない。

 画面上部のステータスバーから下にスワイプすると、Android標準ではWi-Fiやモバイルデータ通信などのオン/オフができるクイック設定パネルと各種アプリの通知が表示されるが、ColorOSではアプリの通知のみだ。クイック設定パネルは、iPhone(iOS 11)のコントロールセンターのように画面下から上にスワイプすると出現する。

R11sR11s ステータスバーから下にスワイプすると、アプリの通知を表示(写真=左)。画面最下部から上にスワイプすると、クイック設定パネルや懐中電灯、電卓などのショートカットが出現。一番上と下のアイコンは左右にフリックして他のアイコンを表示できる(写真=右)

 初期状態では、画面下部に「ホーム画面」「戻る」「履歴」のナビゲーションキーが表示されているが、これを隠して「ナビゲーションジェスチャー」に設定すると、アプリの画面からホーム画面に戻るには画面を上フリックするという、iPhone XのようなUIにすることもできる。

 また、画面の何もないところを長押ししても、壁紙やウィジェットの設定モードにならない。壁紙はディスプレイの設定から、ウィジェットはデスクトップをピンチインすると設定モードになる。Android端末らしくないと感じるが、その反面、iPhoneからの乗り換えがスムーズにできるかもしれない。

 なお、端末のレスポンスは素早く、快適に使える。

R11sR11s 「設定」→「その他の設定」→「ナビゲーションキー」で「ナビゲーションジェスチャー」を選び、「仮想ナビゲーションキー」を非表示にすると、iPhone Xのような使い勝手に変更できる。また、ナビゲーションキーの並びは変更できる(写真=左)。「履歴」の画面も画面のサムネイルが左右に並んでiPhoneっぽい(写真=右)
R11s 「設定」→「その他の設定」→「手順」→「操作スキル」で知っておくと便利な操作方法を確認できる。早めにチェックしておきたい。

超素早い顔認証と指紋センサーが使える

 iPhone X以降、顔認証の注目度が上がっているが、R11sの顔認証機能も必見だ。とにかく速い。画面ロック解除に使えるが、端末を持ち上げると画面が点灯し、点灯したと思った瞬間にはロックが解除されている。電源キーを押す必要もない。OPPO独自の認証方式で0.08秒という認識スピードの速さが特徴だが、今までにない速さで快適だった。

 ただ、この顔認証は写真でも認証されてしまう可能性があり、支払いなどの認証では使われない。顔認証はあくまで画面ロック解除が素早くできるのがメリット。より安全なのは指紋認証だ。また、かなり暗い場所でも顔を認識してくれるが、iPhone Xではできた、真っ暗な場所では認証されなかった。

R11s 顔認証の設定は「指紋、顔およびパスコード」から。顔の登録は円形の枠に顔を撮すだけと簡単

 一方、指紋センサーは背面に配置。この指紋認証も素早いが、ロック解除の際に一瞬、パスコードの入力画面が見えることがあるのが少し気になった。

R11s 背面の指紋センサー。指紋の認証も速い印象

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