探してみよう！ 3万円前後で買える「春スマホ」（キャリア実売価格編）（2/2 ページ）

[小林誠，ITmedia]

本体のタフさを求める人にお勧めのスマホ

　仕事や趣味によっては、過酷な環境下でスマホを使うシーンもあるだろう。「とにかく頑丈なスマホがいい！」という人にオススメの機種をピックアップする。

オススメ：DIGNO G（ソフトバンク）

　タフなスマホといえば、比較的高価な機種が多い。キャリアの販売する機種では、8万円台することも珍しくない。

　そんな中、ソフトバンクの「DIGNO G」はMIL規格準拠の頑丈さを備えながら3万720円という手頃な価格を実現している。

DIGNO G

　DIGNO Gは一見するとごく普通のスマホだが、先述の通りMIL規格準拠のタフネスさを備えている。その上、強化ガラスの採用と本体の縁を立てた設計によってディスプレイの傷付きや破損のリスクを軽減している。

　バッテリー容量は2300mAhと若干少なめだが、メーカー公称値で「3日以上」のバッテリー持ちを実現している。ケータイ（フィーチャーフォン）から機種変更したスマホ初心者向けの機能も用意している。

　スマホ初心者でも、タフで安心できる機種といえる。

「DIGNO G」の主な仕様

端末名	DIGNO G
メーカー	京セラ
OS	Android 7.1
プロセッサ	Qualcomm Snapdragon 425／1.4GHz 4コア
メインメモリ	2GB
ストレージ	16GB
ディスプレイ	約5.0型HD（720×1280ピクセル）TFT液晶
バッテリー容量	2300mAh
アウトカメラ	約1300万画素
インカメラ	約200万画素
サイズ	約143×72×10.6ミリ
重量	約142g

カメラを重視する人にお勧めのスマホ

　最近、カメラ機能に注力しているスマホが多い。3万円前後のスマホにも、もちろんカメラにこだわった機種がある。

オススメ：HUAWEI nova 2 HWV31（au）

　au（KDDIと沖縄セルラー電話）の「HUAWEI nova 2 HWV31」は、ファーウェイとしては初となるau向けスマホで、価格は3万2400円だ。

HUAWEI nova 2 HWV31

　HWV32の大きな特徴は、背面にあるデュアルカメラだ。カメラ重視なら一度は使ってみたいデュアルカメラのスマホだが、高価格帯の機種が多いので手を出しにくい。その点、HWV31なら3万円台前半で買えるので手軽といえる。

　デュアルカメラは、1200万画素の広角カメラと800万画素の望遠カメラという構成。デュアルカメラを生かした「背景ぼかし」や「撮影後のピント変更」もできる。インカメラも、約2000万画素と高画素だ。

　機能面では「オールインワン」ではないが、ことカメラ機能についてはハイエンドスマホに迫る。“カメラ命”であれば、検討してみよう。

「HUAWEI nova 2 HWV31」の主な仕様

機種名	HUAWEI nova 2 HWV31
メーカー	Huawei
OS	Android 7.0
プロセッサ	8コア
メインメモリ	4GB
ストレージ	64GB
ディスプレイ	約5.0型フルHD(1080×1920ピクセル）液晶
バッテリー容量	2950mAh
アウトカメラ	約1200万画素+800万画素
インカメラ	2000万画素
サイズ	約142（高さ）×69（幅）×6.9（奥行き）mm
重量	約143g

軽さを重視する人にお勧めのスマホ

　いろいろなデバイスがてんこ盛りなスマホ。その分、本体重量はかさみがちだ。そんな中でも、軽いスマホが欲しいという人にオススメの機種を紹介する。

オススメ：Qua phone QZ（au）

　auの「Qua phone QZ」は、auオリジナルブランド「Qua（キュア）」シリーズのスマートフォンの第3弾。価格は3万2400円で、チョコミントとシトラスレモンは発売済み、カシスピンクとインディゴは3月9日に発売される。

Qua phone QZ

　Qua phone QZは、暫定値で重量136g。150gを超えるスマホが増加傾向にある中、140gを切る重量は目を見張る。

　それでいて、一方でMIL規格準拠の耐衝撃性、ガラス割れに強い構造など、メーカーの京セラならではの要素もしっかりと取り入れている。

　さらにノート・手帳で有名な文具ブランド「Rollbahn（ロルバーン）」とコラボしデザインも良い。OSは最新のAndroid 8.0で、8コアのプロセッサの採用しており、ミドルレンジでも快適に使えそうだ。

「Qua phone QZ」の主な仕様

機種名	Qua phone QZ
メーカー	京セラ
OS	Android 8.0
プロセッサ	Qualcomm Snapdragon 430／1.4GHz 4コア＋1.1GHz 4コア
メインメモリ	3GB
ストレージ	32GB
ディスプレイ	約5.0型フルHD(1080×1920ピクセル）液晶
バッテリー容量	2600mAh（暫定値）
アウトカメラ	約1300万画素
インカメラ	約500万画素
サイズ	約145（高さ）×72（幅）×8.7（奥行き）mm（暫定値）
重量	約136g（暫定値）

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　ここまで、実売価格ベースで3万円前後で購入できる大手キャリアのスマートフォンを紹介してきた。

　同じスマホを2年間使った上で機種変更する場合、「実質価格」ベースにするとさらに選択肢が増える。次回は2年間（24カ月間）ごとに買い換えることを前提に、実質価格で3万円前後となる　スマートフォンのオススメ機種を紹介する。